人生51 綺麗な花には棘がある ページ13
・
昼時の大食堂は騒がしい。
しかし、今日はいつもと違った騒がしさがあった。
「最近調子乗ってる1年ってお前か」
「何とか言ったらどうだ、あﾞぁ？」
『(はぁ、めんどくさい事になった...)』
サバナクローの3年に絡まれたんですけど。
食堂に入った途端これだよ。
絡まれるような事した
覚えは全くないんですが？
でも、売られた喧嘩でも
絶対買わない主義なんで、私。
だって、使い魔達が
(物理的に)とんでくるから←←
何にも言わずに通り過ぎるのが
得策...
「お前、ハーツラビュルの寮長と
仲良いんだろ？」
「それ言えば、オクタヴィネルの寮長もだろ」
「ルール、ルール言ってる
お堅い奴な〜」
「お高くとまった
プライドエベレストお坊ちゃんｗ」
『....』
「苦労しないで上に立ってる奴ら。
自分は天才とか思ってるって
マジウケる〜」
『...るせ...よ..』
「あ？」
『さっきからうるっせぇんだよ、お前ら！！！』
あ〜あ、黙って通り過ぎようと思ったんだけど。
『黙って聞いてれば
知りもしない事をペラペラと！
誰が苦労してないって？
誰が、天才と思い込んでるって！？』
あの二人は
常に自分に厳しく。
夜遅くまで勉強して。
人の何倍もの努力を重ねて。
正直、私は何言われたって気にしない。
でも、二人を馬鹿にするのは、
....絶対に許さない。
『さっきの言葉、取り消せ。今すぐ。』
「な、なんだよ。1年のくせに生意気な！」
「舐めた口きいてんじゃねぇよ！」
サバナクローの3年が一斉に殴り掛かる。
流石にヤバいと思った周りが
止めに入ろうとした、その時。
『舐めた口きいてんのは、どっちでしょうね』
「な、っ！？」
大柄な体格の男が背負い投げをされた。
「くそっ、バカにしやがってっ！！」
『別に、バカにはしてないけど』
「うわぁぁ！？」
今度は、大車で投げ飛ばす。
小柄な綺麗な顔の1年が3年を
どんどん倒していく姿を周囲は
唖然とした顔で見ていた。
「こ、こうなったら...っ！」
その内の一人が火属性の魔法を放つ、
が、それもいともたやすく防御された。
『で、取り消すの、取り消さないの？』
3年達「ﾋｯ、と、取り消します！！
すいませんでしたぁぁぁっ！！！」
ふう、やっとどっか行った。
ん？何か視線が....
いや待って。今、私何したっけ。
大食堂で、3年を投げ飛ばして.....あ。
『(これ、モブになるの無理だわ)』
その後、猛ダッシュで逃げだして昼ご飯食べ損ねた。
・
人生52 あれは黒歴史TOP of TOP→←作者の部屋(と言う名の何か←←)(追記あり)
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日向 - 続きをめぐんでくだざいいいい (9月11日 16時) (
レス) @page18 id: 8f5d606c19 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年1月27日 21時) (レス) @page17 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
水簾(プロフ) - TOMATOが嫌いさん» 有難うございます！頑張ります！ (2020年11月1日 5時) (レス) id: b24f36856c (このIDを非表示/違反報告)
TOMATOが嫌い - とても面白かったです！最初から全部スラスラ読んじゃいました！とても好きです(((続き楽しみに待ってます(((無理せず頑張ってくださいね！ (2020年10月31日 11時) (レス) id: 14f7e6316b (このIDを非表示/違反報告)
水簾(プロフ) - ゆきぎつねさん» 確かにｽｼ美味しいですよね(？？)頑張ります！ (2020年8月25日 5時) (レス) id: b24f36856c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水簾 | 作成日時：2020年8月7日 12時
