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『ここは、』






「中で主人がお待ちです。お入りください。」






どこか高貴な雰囲気を漂わせた他と比べると大きめの家。






ここが今世でのお館様の屋敷?







『失礼、致します』







扉にかけた手が自分でも分かるくらい酷く震えた。







中に入り、廊下を進んでいくと2人の女の子がいて 部屋へ案内をしてくれた。








お館様もその御家族も皆今世に・・・?








この子達の名前は確か、








『ありがとうございます、ひなき様 にちか様。』







お礼を言えば揃った声で返事をされる。







襖に向き直り、深呼吸をして柱を叩いた。









『お館様、胡蝶Aでございます。鎹烏に呼ばれました故、参りました。』







「よく来てくれたね。中に入って顔を見せてくれるかな。」







何百年ぶりだろうか、この落ち着く声を聞いたのは








懐かしさか 安心か 目の奥が熱くなって涙が出そうだ







襖を開くとそこにはこちらを見つめ優しい笑みを浮かべるお館様の姿








「今世でも会えて嬉しいよ。さあ、久しぶりの再会で話したいこともあるだろう。今日はゆっくりしていくといい。」







『え?』







「よォ、胡蝶妹」






後ろから声をかけられ振り向くとそこには前世で見知った顔が並んでいた







『不死川さんに冨岡さん!?宇随さん、無一郎くんまで!』








「・・・久しいな」








「派手に懐かしい顔だぜ」








「君も記憶持ったまま生まれたんだね、A」








『お久しぶりです、というにはあまりに長過ぎる期間ですね・・・』







前世ぶりに顔を合わせた友人たちと言葉を交わす








「Aもお館様の鴉に呼ばれてここに来たんでしょ」








『ええ、そうです。学校からの帰り道に』








「だからお前そんな格好してんのか」







『はい、皆さんは今なにをしてらっしゃるんです?』







「胡蝶・・・あァ、姉の方の通ってる高校で教師やってんだ。俺は数学で、」








「体育を教えている」








「俺は美術の教師やってんだ、派手にな」







『そうですか、しのぶ姉さんの高校の・・・無一郎くんは?』








「僕は中学校に通ってる。」

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- 感動して泣いちゃいました (2022年2月11日 11時) (レス) @page45 id: 9c262f26ff (このIDを非表示/違反報告)
すいかグミ - うまいです。おうえんしています! (2020年11月18日 21時) (レス) id: c90e4aee72 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» 胡蝶さん推し・・・!ファンの方に納得していただける内容でしたでしょうか?ハイキューは完結してしまいましたが素晴らしい作品なのでぜひ!ありがとうございました! (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - ステラさん» ハイキューをあまり良く知らない方にも読んで頂けてるなんて感激です(;_;)ありがとうございます! (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - Honomi1204さん» ありがとうございます!大好きだなんて言っていただけて本当に嬉しい限りです(;_;)最後までお読みいただきありがとうございました! (2020年11月6日 16時) (レス) id: c3c6f01606 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ | 作成日時:2020年8月7日 17時

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