Story...84 ページ36
.
玄関からガチャ…と音がした後に征十郎さんの声が聞こえた。
「ただいま。A?準備できたかい?」
「今行きます!」
と返事をして玄関まで急ぐ。
玄関に行くと征十郎さんが待っていた。
征十郎さんは驚いた顔をして私を見る。
「征十郎さん?」
と声をかけると征十郎さんはハッとする。
「す、すまない……とっても似合っているよ」
と征十郎さんは微笑んで言う。
「さぁ行こうか。最近評判のレストランを土屋にえてもらってね」
「はい」
と征十郎さんの腕を掴む。
掴むと征十郎さんは歩き出す。
征十郎さんは玄関の鍵を閉めて、家の前に止めてある車までエスコートしてくれた。
先にドアを開けて、私が頭をぶつけないようにドアの上には手を当ててくれている。
こういうことをサラッと出来てしまうから、征十郎さんは紳士なんですよ。
私が助手席に座ると、征十郎さんは静かにドアを閉めて車の前を通って運転席に乗った。
私はその間にシートベルトをする。
征十郎さんは運転席に座るとシートベルトをして、ギアを動かしてハンドルを切った。
「あ」
「どうした?忘れ物でもしたかい?」
「あ、いえ…そういうことではなくて…最近征十郎さんテレビ取材も増えてきてるから…人気の場所に行っても平気なのかな、って」
と言うと征十郎さんは「なんだ。そんなことか」と笑った。
征十郎さんはチラッと横目で私を見る。
「安心しろ。土屋はその面も配慮して、個室のある店を教えてくれた」
と征十郎さんは言った。
.
99人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!!かなり時間が空いてしまってすみません……更新頑張ります!! (2016年7月17日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 大量更新お疲れ様です!めっちゃ嬉しかったです!続きめっちゃ気になります!次の更新楽しみしてます(*^^*)頑張って下さい (2016年7月16日 18時) (レス) id: 804c02c8ce (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - わこるりゅ。さん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» こもか考えた上で赤司様は会わせようとしているんだと思います!きっと色々考えた上だと思います(私は何も考えていない←)赤司様が居るので安心ですよ (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
わこるりゅ。 - もっと続きが見たいです!!頑張ってくださいね!!応援してます!! (2016年6月24日 4時) (レス) id: 8d73f86791 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月21日 0時