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Story...34 ページ36

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キッチンからトントントンと規則正しい包丁の音が聞こえて見ると征十郎さんは真剣な顔をして玉ねぎを切っていた。

征十郎さんの料理はいつも美味しい。
女として負けた気がしてならない。


翔君は『旦那さんに愛されてるね〜』とニコニコ笑っていた。
先輩マネージャーも皆、『旦那さんは愛妻家だね』なんて言っている。

でも征十郎さんが私を大切にしてくれているのは分かっているから、否定は出来ないかも……


「はい、出来たよ。ん?どうした?」

と征十郎さんは優しく微笑みながら聞いてくる。

何で離婚なんて言葉が出たんだろう。
離婚なんてしたくないのに。

自分勝手な願望なら止めてほしかったのかも知れない。


「ううん、何でもないです!」
「そうかい?食べようか」

と征十郎さんは出来た夕食を置きながら微笑んだ。


「わぁっ!やっぱり征十郎さん料理上手ですよ!」
「そ、そうかい…?そう言ってもらえて嬉しいよ」

と征十郎さんは照れ臭そうに首を触りながら言う。
ほんの少しだけ頬が赤い。

言われる事は征十郎さんこそ慣れてないくせに。

と言っても突然褒められる事に慣れてないだけだけど。


「湯豆腐をやろうと思ったけどなんだか面倒臭くなってやめてしまった」

と征十郎さんは小さく笑いながら言った。

「征十郎さんが湯豆腐を面倒臭く思うなんて…」
「……Aは俺を何だと思っているんだ」

と征十郎さんはムッとした顔で聞いてきた。


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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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和恋 - いえいえ!はい! (2016年6月22日 18時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» コメント返信ありがとうございます!!はい!頑張ります! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - いえいえ!はい!はい、私もそう思います!いえいえ!続き頑張ってください。応援しています! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» 初めまして、ありがとうございます!頑張ります!この二人なら乗り越えられると思います(笑)コメント本当にありがとうございました! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - 初めまして、続き頑張ってください。征君と夢主ちゃん、凄いです! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月1日 0時

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