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隼side
俺らは、朝から夜まで、一日中泣き続けた。
声が枯れるまで、
脱水になりかけるまで…
そんなとき、なんとなく…
玲於の声が聞こえたような気がした。
『泣かないで、笑ってよ』
そう言ってるように聞こえた。
ふと、玲於の遺影を見た。
いつもよりも笑ってる気がした。
…俺らも、あんな風に笑いたい。
玲於の願いなら、また笑いたい、、、
…
隼「ねぇ、、」
龍「玲於がさ…」
裕「泣かないで、笑って…
って、、、」
…
…嘘、?
みんなにも、
全く同じように聞こえてたの…?
亜「玲於は、俺らに笑っていて欲しいんだ、
…きっと。
どうしても。
だから、、、頑張って笑お?
今は難しいかもだけど、
笑顔が玲於の1番の供養になるんじゃない、
…かなっ?」
確かに、亜嵐くんの言う通りだ。
玲於の願いなんだから…
みんな、
涙と鼻水でぐっちゃぐちゃの顔のままで、
…笑った。
それは、作り笑顔ではなかった。
…ちゃんと、
心から笑えてるような笑顔だった。
玲於がいないのは辛い、
辛すぎるけど、、、
玲於のために、
…頑張って笑顔でいよう。
そう誓った。
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ちひろ(プロフ) - 更新も早くて、この物語自体大好きでした。次じゃなくても全然大丈夫なので、玲於くんのお話がまた読みたいです!! (2019年10月29日 0時) (レス) id: 53b4cdbbe8 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - 毎日とても楽しみにしてました。次は涼太くんがいいです。 (2019年10月28日 23時) (レス) id: de824e752c (このIDを非表示/違反報告)
とら - めちゃめちゃ切ないです…こういうお話好きなのでとても楽しみにしてます!頑張ってくださいねっ! (2019年10月19日 21時) (レス) id: a756f2870a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ | 作成日時:2019年10月6日 14時