想像と掛け離れていた敬人君。 ページ4
『全っ然可愛くない！！』
咄嗟に出てしまった言葉。
いやいや、だって聞いてたイメージ像と掛け離れ過ぎてんだもん。
どこが可愛いんだよ、可愛いのかの字も無いじゃねぇか。
そう心の中でツッコミを入れていると敬人君が口を開いた。
「貴様、俺を怒らせたいのか？」
『き、貴様！？今貴方貴様と仰った！？』
「そもそも貴様は誰だ。」
鋭い瞳で睨まれ肝が冷える。
な、何なのこの人…。初対面で貴様なんて言われたの初めてだわ。
「不法侵入か？」
『は！？失礼ね！人を不審者扱いして！』
「ならば名を名乗れ。」
『はいはい！！分かりましたよ！！今日からお世話になる朝霧 Aです！話は聞いてるでしょ！？』
いちいち上から目線で話して来る敬人君に苛立って思わず反抗的な態度を取ってしまった。
するとそんな私の言葉に目を見開いて眼鏡をクイッと上に上げた敬人君。
「…そうか、お前が父さんが言っていた再婚相手の娘さんか…。
すまない、てっきり俺のストーカーか何かかと思い込んでしまっていた。」
意外と素直だな。
…まぁ悪い人では無さそう。
『まぁ分かってくれたなら良いけど…。』
「あぁ。…貴様は既に俺の事を知っているみたいだが改めて自己紹介させてくれ。」
そう敬人君は走って乱れた着物を手慣れた手つきで治すと立ち上がり、手を差し伸べて来た。
「その、なんだ。今日から貴様の兄になる蓮巳敬人だ。これから宜しく頼む、A。」
『…こ、こちらこそ宜しく。』
差し伸べられた手を取り同じ様に立ち上がる。
想像とは違って敬人君はスラッと背が高く、スタイルが良かった。
顔も良いわ、スタイルも良いわって人生勝ち組じゃん。
自分が情けなくなって来るな…。
「…しかし想像していたのと全然違ったな」
『え？』
「いや、もっとお淑やかな子を想像していたが…想像から掛け離れていた。」
『それはこっちのセリフだよ。ただのイケメンじゃん』
「…ふん、褒めても何も出んぞ」
そう言う敬人君は照れ隠しなのか顔を逸らした。
『照れてるの？』
「照れてなど居ない。」
いや、耳まで真っ赤にして説得力無いですよ。
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毎日たこ焼き - すごいですね...♡更新再開までゆっくりお待ちしております！ (2022年7月21日 20時) (
レス) @page17 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - 面白い、、なんていい作品なんですか！？もう大好きです！更新頑張ってください！応援してます😊 (2022年2月22日 23時) (レス) @page17 id: 174890e616 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 鈴音さん» そう言っていただけて凄く感激です…❕ご愛読ありがとうございます💖 (2022年2月19日 0時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - そらさんが書くあんすた作品大好きです！他のも一気に読んでしまいました笑 応援してます！ (2022年2月16日 9時) (レス) @page17 id: e1dc0b006d (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ゆいさん» わあああありがとうございます😭💖 (2022年2月9日 23時) (レス) @page17 id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/soraUx_xUoO
作成日時：2021年12月15日 18時
