【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。（２） (ページ2)

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厨二病こじらせ逆先君ページ2

そして始まった1限目。
私達2班は3年A組で活動する事になっている為移動をしなければならない。

「また後でな、A！」
「Aちゃんまた会いましょ～♪」
『またね～！』

班が違う真緒君とお姉ちゃんに別れを告げ移動を始める。
確か3年A組はもう1階上のクラスだったはず。

「やァ、子猫ちゃん。待ってたヨ。」

B組を出ると同時に誰かに肩を掴まれる。

『え、私っすか？』
「キミ以外誰がいるのかナ？噂の子猫ちゃん♪」

振り向けば首から厨二感満載の六角星のペンダントをぶら下げる赤毛の男子生徒。

これはまたキャラの濃い奴来たな。
何だよ子猫ちゃんって。ナンパか？おい。

「ボクは2-Aの逆先夏目。キミと同じ班だヨ。
転校生のキミが迷わない様に迎えに来てあげたんダ。」
『逆先…夏目君？』

確か名前載ってたな。それがこの人って訳か。
話し方が独特な人だな…。
でもわざわざ迎えに来てくれたのは嬉しい。

「さァ行こうカ。皆を待たせる訳にはいかないからネ。」
『そ、そうだね。わざわざありがと』
「礼なんて要らないヨ。ボクは夢を叶える魔法使いだからネ。これ位当然ダ。」
『なるほど』

キャラが濃いのはこの学院じゃ当たり前の事だ。
いちいち気にしてたらキリがない。

と、迎えに来てくれた逆先君と3-Aに向かう事になった。

__「邪魔するヨ。2年の逆先夏目とこっちは日南Aチャン。」
『お邪魔します』
「あっAだ～♪やっほーA♪久しぶりっ！」

トタタタタッ

3-Aに入ると軽い足取りでピンクのアホ毛を揺らして抱き着いてきたのは桃李君だった。
転校初日以来の再会だ。

『久しぶり、桃李君』
「Aと同じ班なんて嬉しいなっ♪勿論Aも嬉しいよね？」
『勿論！桃李君とは殆ど話せてなかったし』
「A、だーいすきっ！ギューってして♪」

何だよこの可愛い生き物は。
動物園のアルパカより可愛いなおい。

桃李君の要望に応え頭を撫でながら抱き締める。
満足そうに桃李君も私の腰に腕を回し抱き締めてくれた。

「ボクらは何を見せられているのかナ。ひなたくん。」
「俺らも混ざっちゃいましょうよ、逆先先輩♪」
「遠慮しとくヨ。女の子にみだりに抱き着くのはちょっとネ。」
「わぁ♪仲良しで良いですね！」
「モジャ眼鏡は黙ってロ。」

__「おい姫宮。いい加減にしろ。」

グイッ