アドニスぅぅぅ！！！ ページ33
突然車が大きく傾く。
『うわっっ！！ちょっ』
「なっ」
その拍子に七種君に抱き着く形になる。
これは不可抗力だ！！決して私から抱きついたわけじゃない！！
そう自分に言い聞かすもこの七種はというと…
「大胆ですねAさんは☆」
『ち、違っ！！阿呆か！！この状況分かんねぇのか貴様は！！ちょ、凪砂さん助けてくださ…』
凪砂さんに助けを貰おうと振り向くとー。
「……」
何でこの人は普通に座ってんだよ！！！
重力無視してんじゃねぇよ！！
『こんの…！ベタベタくっ付くな！
餡子みたいな髪色しやがって…！おはぎにでもしてやろうかってんだ…！』
「あっはっは☆愉快ですねぇ！」
取り敢えず七種から離れようとするが傾いている為動けない。
そもそも何で傾いてんだよ！？
「このまま口づけを交わしましょうか☆」
『ひぃぃぃっ！！近付いてくんな眼鏡！！』
うっとりとした表情で擦り寄ってくる七種野郎の額に手を置いて力を入れる。
すると車の外から聞き覚えのある声がしたー。
「日南！大丈夫か！」
「あどにす殿！車を傾けたらA殿が危ないのである！」
この声は…
『アドニスぅぅぅ！！！颯馬ぁぁぁっ！！』
紛れもなくアドニス君と颯馬君の声だった。
てかアドニス君車持ち上げてんの！？怖ぇよ！！！
いや、今は何でもいい！
ガタンっっ
『うぎゃっっ』
「…大丈夫？Aさん。」
車がいきなり戻され凪砂さんの膝に転ぶ。
騙されないぞチョコレート野郎！！！
「…邪魔が入りましたね。」
ガチャッ
「A殿！！無事であるか！？」
『そ、颯馬君…！！ありがとう…っ！！』
車のドアが開けられ颯馬君に手を引かれて脱出する。
あぁ、外の空気が美味しい…。
いや、でも七種野郎のスマホにはまだデータが残っている。
『颯馬君、あのっ』
「分かっておる。おい貴様。その手に持っているすまーとふぉんを我に渡せ。」
そう刀を抜いて七種野郎の首に宛てがう。
これには七種野郎もビビったのか不満そうな顔でスマホを颯馬君に投げた。
ナイス、颯馬君！！マジでGOD！！
「ﾁｯ…」
「次A殿にこんな事をしてみろ、容赦無く斬り捨てるぞ。
あどにす殿、後は頼む」
「あぁ、任せろ」
舌打ちをする七種野郎から刀を離しスマホをアドニス君に手渡した颯馬君。
それを受け取ったアドニス君は容赦無く片手でスマホを握り潰した。
……いや、データ消すだけで良かったんじゃ…。
『アドニス君って…凄いね…』
「弱い物は俺が守る。」
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そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - らんさん» そう言って貰えて嬉しいです！！お気に入り登録も有難うございます！更新も頑張ります…！！ (2021年9月22日 10時) (
レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 凄く面白いです！！！短時間で一気に読んでしましました…お気に入り登録しました、更新頑張ってください〜！！ (2021年9月21日 22時) (レス) @page45 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 涼花さん» めちゃめちゃ嬉しいです…！！お気に入り登録もありがとうございます！楽しんで貰える様なストーリーをお届けできる様に頑張らせて頂きます！！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - すっごいカオスで楽しいです！！しかも面白いですし！私の望んでたものドンピシャです！！ありがとうございます！！！更新頑張って下さいね！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 9dcc6e947e (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 瑠愛さん» わあああわざわざ短編集から…！！バナナ農家あどにすさん私の力作なんです笑 はい！期待に応えられるように頑張ります！！笑 (2021年9月21日 10時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sora_Ux_xUoO
作成日時：2021年9月19日 10時
