胡散臭い眼鏡 ページ30
「あ！バリ〜☆おっひさ〜っ！」
「明星さんお久しぶりであります！！」
「久しぶりだねっ、七種くん」
「遊木さんも御出迎え感謝致します！！」
入って来た眼鏡の人に駆け寄るスバル君とウッキー。
氷鷹君は溜息を付いて動かない。
…予想以上の世間離れだったよ…。
思わず笑えてくる程。
すると眼鏡の人が私を捉える。
目が合ってしまった。
と、とりあえずお辞儀しとくか。
ペコッ
「…お初にお目にかかります☆
自分、秀越学園に所属している七種茨と申します！
七つの種と書いて七種と言うんです、変わった名前でしょう？
貴女の事はよぉく知っていますよ♪ 日南Aさん☆」
そう胡散臭い笑顔で目の前までやって来た眼鏡の…いや七種君。
…何故私の名前を知っているんだ。
それにめちゃめちゃ胡散臭いな！！！
詐欺師の匂いがプンプンする。
『…どうも』
「初対面で大変恐縮ではありますが、少しお話をさせて頂けませんでしょうか！
本日は貴女に御用があってここに来させて頂いたのです☆」
絶対嫌なんだけど。
この人絶対何か裏がある。それにさっきからジロジロと気持ち悪い程にめっちゃ見てくる。
そもそも名前を知っている時点で怖いわ。
『すいません、私忙しいので…』
「あっはっは☆嘘は自分に通用しませんよ。
貴女の今日の予定は特に何も入っていない。…そうでしょう？」
ここ一番寒気がした。
何で私の予定まで把握してんだよこいつは。
「…ごめんね。この子、君に近づく為に根こそぎ調べてきたみたいで…。
茨、怖がらせちゃダメだよ。」
すると白髪のロングヘアーの人がいつの間にか七種君の後ろに立っていた。
ちょっと待て、この人さっきえげつない事叫んでた人だよな？
二重人格？いやどっちにせよこの人も怖いわ。
「怖がらせてしまったのなら謝ります！
この七種茨、人の個人情報なら何でも分かってしまう故、良く怖がられるのです！あっはっは☆
…なので貴女の秘密もこの手に握ってますよ。Aさん…☆」
ニヤッと気持ち悪い笑みを浮かべる七種君。
…関わっちゃいけない人と関わってしまったかも知れない。
『秘密って…？』
「そうですね、貴女を追い詰められる様な秘密を握っていますよ。」
追い詰められる様な秘密。
特に何もしていないけど何を持っているというのか。
「ここでは話しづらいので場所を移動しましょう☆
閣下、行きますよ。」
「…うん。分かった。」
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そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - らんさん» そう言って貰えて嬉しいです！！お気に入り登録も有難うございます！更新も頑張ります…！！ (2021年9月22日 10時) (
レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 凄く面白いです！！！短時間で一気に読んでしましました…お気に入り登録しました、更新頑張ってください〜！！ (2021年9月21日 22時) (レス) @page45 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 涼花さん» めちゃめちゃ嬉しいです…！！お気に入り登録もありがとうございます！楽しんで貰える様なストーリーをお届けできる様に頑張らせて頂きます！！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - すっごいカオスで楽しいです！！しかも面白いですし！私の望んでたものドンピシャです！！ありがとうございます！！！更新頑張って下さいね！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 9dcc6e947e (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 瑠愛さん» わあああわざわざ短編集から…！！バナナ農家あどにすさん私の力作なんです笑 はい！期待に応えられるように頑張ります！！笑 (2021年9月21日 10時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sora_Ux_xUoO
作成日時：2021年9月19日 10時
