【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。

勘違い ページ20

__『ちょ、ちょっ蓮巳先輩、あんな事言って大丈夫なんですか！？
それでなくても蓮巳先輩は副会長なのに…』
「問題ない…と言いたい所だが確かに横暴だったな。
だがあのままあの場所に居たくないだろう？
恋愛も1つの勉強だ、先生も見逃してくれるだろう…」

蓮巳先輩に腕を引かれ連れて行かれたのは中庭だった。
めちゃめちゃ真面目そうな蓮巳先輩が授業をほっぽり出してくるなんて…。

「…色々聞きたい事が山積みだが何故俺がお前をあ、暗殺なんてしようとしていると思ったのだ」
『だって瀬名先輩が「気をつけた方がいい」なんて言ってきたんですもん！！
私の姿を盗撮して誰かに私のストーカーとして罪を擦り付けるつもりだったとばかり…。』
「阿呆か…。誰が暗殺なんてするか。」

まぁ今思えば蓮巳先輩がすると思えないな。
冷静になって考えて見るべきだった。

『なら私も聞きたい事があります！』
「何だ」
『私と蓮巳先輩、昨日会ったばかりですよね？
そんな短期間で私のどこが好きになったんですか！』

一日でしかも関わったのなんてほんの少し。
そんな短期間で私のどこを知ったのか。

「…お前の履歴書に貼ってあった証明写真で一目惚れしたんだ！！悪いか！？
俺だって一目惚れなんて初めてで…。というか恋愛など初めてなのだ！！」
『蓮巳先輩が一目惚れ！？その顔で！？』
「貴様、バカにしているのか！！」
『いやいや！！そうじゃなくて、意外だなと！！』

少女漫画で良くあるやつ。
あんなの有り得ないって思ってたのに有り得たよ…。

「本当はまだ言うつもりは無かったのだが…。バレてしまったからには仕方ない。
A、俺とー。」
『待て待て待て！！！』
「何だ！！今言いかけていただろう！？」

恥ずかしすぎて思わず蓮巳先輩の言葉を遮る。

私に恋人なんて絶対無理！！恥ずかしいしまだ早い！！

『まだ私には早いので！！』
「貴様ももう高校2年だろう、遅い位だ。」
『まぁ言われてみれば…でもごめんなさい！』
「な、何故だ！？俺の何処が駄目なんだ！？」
『そういう目で蓮巳先輩を見れないなと思いまして…。』

決して蓮巳先輩の事が嫌いではない。
でも蓮巳先輩とは先輩後輩関係でいたい。
それにまだ全然先輩の事も分かっていないし…。

「…分かった。なら俺を好きにならせてやる。


悪いが遠慮はしないからな。」
『は？』

一通の手紙→←蓮巳先輩からの告白！？

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