【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。

新しい友達はウッキー！ ページ11

キーンコーンカーンコーンー。

時間が経つのは早いものであっという間に午後の授業も終わってしまった。
授業の内容は普通の高校と殆ど変わらない。

「やほやほ、A！元気？俺は超元気！」
「明星君、誰も聞いてないよ…。」

荷物を纏めてガーデンテラスへ行こうと立ち上がるとスバル君とウッキーが机の前に立っていて。

この二人仲良いな。確か朝も仲良く話してた。

「ウッキーがAと話したいらしいよ！
ほらウッキー、男だろ！勇気出していってこーい！
じゃあねA☆また明日！」
「えぇっ！？明星君付いていてくれるんじゃなかったの！？」

スバル君はウッキーの背中を押すと直ぐ教室から出ていってしまった。
一体なんなんだ…？

チラッ

ウッキーの方を見るとアワアワと焦った表情で私を見ている。

『私に何か用事でもあったかな？』
「えっえっ…えぇと…。僕、遊木真っていうんだけど…。」
『あぁ、瀬名先輩から聞いたよ』
「い、泉さんから！？」

瀬名先輩という言葉にビクッと体を震わすウッキー。
あの人、瀬名泉っていう名前なのね。

「ま、まぁいいや、それでその…。
とっとっとっ…」
『とっとっとっ？』

熱があるんじゃないかと思うくらい顔を赤くして痙攣し始める。
何、爆発でもすんの？

『ウッキー、どうしたの？』
「と、友達になって欲しいんだ！！！」
『…え？』

想定外の言葉に拍子抜けする。

いや、別におかしい事を言っているわけではないと思うんだけど…。
そんなストレートに言うものか！？


『な、何だ、そんな事か！
友達になるのは全然良いし寧ろ大歓迎だよ！』
「よ、良かったぁ…。Trickstarの3人はもう君と打ち解けてるみたいで羨ましくって…。」
『とりっくすたぁ？』

とりっくすたぁ…ユニット名だろうか。

「えっと、Trickstarは僕と明星君と氷鷹君、あと隣のクラスだけど衣更君の4人で組んでるユニットなんだ…！」
『あぁ！なるほど、だから仲良いんだ。』
「良かったら今度レッスンとか見に来て欲しいな、
あわよくばプロデュースも…！」

そうだ。私一応プロデュース科だった。
普通に過ごしてたから忘れてたよ。

『うん、また時間のある時に見に行かせてもらうね！』
「っありがとう！それじゃあ僕、部活あるから行ってくるね！また明日！」
『またね〜！』

と、ウッキーを見送ってスクールバッグを肩に掛ける。



さてと。茶を飲みにガーデンテラスへ行きますか。

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