はすみんの嫉妬。 ページ14
はすみんと英智。の後日談
「プロデューサー、誕生日おめでとう!」
『わぁ!皆ありがとう!プレゼントもこんなに…!』
はすみんがいるリズリンへ足を踏み込めばリズリン所属のアイドル達が次々に駆け寄ってくる。
今日は私の誕生日。
覚えていてくれたのか私のデスクにはプレゼントが山積みになっていた。
『嬉しいなぁ…♪』
そうデスクの上のプレゼントを眺めているとスカートのポケットに入れたスマホが震えた。
何だろう。LINE?
スマホを取り出すと英智さんからLINEが来ていた。
『「ちょっとスタプロまで来て貰っても構わないかな」…まさか英智さんまで何かしてくれてるとか…!?』
取り敢えずLINEを返そうとキーボードに指を滑らす。それと同時に後ろから何者かによってスマホを奪い取られた。
『えっ何!?』
思わず振り返れば不機嫌そうに腕を組むはすみんが居た。
手には私のスマホ。
『…は、はすみん?』
「…誕生日おめでとうA。」
『あ、はいどうも…?』
「色々聞きたい事がある。今良いか?」
いや貴方LINEの内容見たでしょ?
今良いか?じゃない。良くないんだよ。
わざと聞いてるのかこの人は。
『ちょっと英智さんから呼び出しを貰ってですね』
「…その件について俺はお前に苛立っているんだ。」
『えっ英智さんと喧嘩でもしたの?』
「……」
『その反応…殴り合いでもしたの!?駄目だよ、英智さんは病弱なんだから!ってこれ本人の目の前で言ったら怒られるな』
「お前は!」
ビクッ
何だよ、いきなり大きな声を出すなよ蓮巳さん。
『な、何?』
「…お前は英智の事が好きなのか?」
『は?』
何を言い出すかと思えばまた突拍子な事を…。
「例えお前が英智の事を好きでも俺はお前を離す気などさらさらない。」
『ちょっと待って、』
「俺じゃ駄目なのか?俺はお前の恋人では無いのか?」
『ねぇ、待ってって』
「お前の事は俺が1番わかっているつもりだ。なのに何故英智と」
『待てっつってんだろうが!!!!』
しつこいな!!!何回言わせんだよ!!
『何でそんな考えになったのかは知らないけど、私ははすみんだけだから!!
なんなら結婚して蓮巳Aになっても良い!!』
「ほ、本当か?」
『本当だよ!!』
「ならば式場の予約と招待状を…。」
『それはまだ早いから!!』
___この後ちゃんと話をして誤解を解き、
はすみんからも誕生日プレゼントを貰った。
何か色々ハチャメチャな誕生日だったけど、これはこれでいい思い出になったかも。
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作者名:そら | 作成日時:2021年9月17日 14時