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はすみんが風邪ひきました。 ページ2

『敬人、死なないで…!!
まだ私、敬人の麻婆豆腐食べてないよ!
嫌だ、敬人死なないでよ…!うっうっ…ううっ…』


「阿呆か。ただの風邪で死ぬか。」

『ちょっと、今感動的なシーンなんだから喋らないでよ。死んでてよ。』

「俺を勝手に殺すな。度し難い…げほっげほっ…」

そう真っ赤な顔で髪を上げるはすみん。
額には濡れタオル。眼鏡は枕元に。
ちゃーんと布団に入って大人しく寝ているはすみんを見るとつい感動的なシーンをしたくなったのだ。

『はすみん、アクエリアース飲む?』
「あぁ…。悪いな。」

喉が乾いているだろうと用意したアクエリアースの蓋を開けてはすみんに手渡す。

『はすみんの〜ちょ〜っとイイトコ見てみた〜い
はいはいはいはい!2ミリ〜5ミリ〜』
「病人にコールをするな…。げほっげほっっ…」
『そろそろタオル替えようか?』
「…いや、今は傍に居てくれ…。
普段と違って少し…なんだ、心細いんだ。」

あの寺の息子の蓮巳敬人が「心細い」だと!?
ギャップ萌えじゃんこんなの。

「あぁ俺とした事が風邪なんて…。情けない。
すまないなA。お前も忙しいだろうに俺の看病をしてもらって…。」
『私の事は気にしなくて良いから!
ちゃーんと英智さんに有給もらったし大丈夫!
それに英智さんも心配してたよ?』
「あいつに心配されるなんて…。あぁ本当に情けない…。」

自分が風邪をひいた事がかなりショックだったらしい。
あんだけ偉そうに人に体調管理がどーのこーの言ってたのに自分がひくなんて。

『はすみんも一応人間なんだし風邪の1つや2つひくよ。』
「一応って何だ。俺はれっきとした人間だ…。」

しんどいのにツッコミはちゃんとするのね。

「来週には紅月のライブがあるんだ。
それまでには治さないといけない…。
鬼龍や神崎に迷惑掛けられないからな」
『じゃあちゃんと食べて寝なきゃね。
お粥作るけど食べる?今食べないなら作って置いとくけど…』

そうはすみんにお粥を作ろうと立ち上がろうとする。
が、はすみんが私の右腕を掴む。

「だから…っげほっげほっ!…今は傍に居ろ…。
何度言わせる…。」
『甘えん坊になっちゃったの?敬人ちゃん』
「…風邪が治ったら覚えていろ。」
『すいませんでした。蓮巳さん。』

風邪をひいてボーっとしているはすみんの頬を撫でて座り直す。

偉そうだけど意外と甘えん坊なはすみん。

『何処にも行かないから腕、離して』
「嫌だ。」


ー風邪が治ったらまたデートしようね。敬人。

はすみんが酔っ払いました。→←はすみんとドライブデート。



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設定タグ:あんスタ , 短編集 , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:そら | 作成日時:2021年9月17日 14時

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