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NO.16 ページ18

戸惑っている様子の楽は、Aの目を見ると話し出す。






「…此処で働いてるお爺ちゃんは母方の方で、俺の母さんと父親は離婚してんだ。俺は父親の方に引き取られたから此方で跡を継ぐ事はねえよ。」






楽の話といつもより元気のない表情を見て、聞いてはいけない事だったと思い謝る。






「ごめんね、言いたくなかったよね。」






「別にいい。Aには知っててもらいたかったしな。」






それに付け足すように"それに、俺はアイドルになるって決めたから"と言った。





それを聞いてAは満面の笑顔を向け大きく頷く。





蕎麦を食べ終えると会計へと向かう筈の二人だったが、そこで問題が発生していた。





「楽の誕生日なんだから私が払うよ!」





「自分の分くらい払える!つーか、どっちかといえば奢る立場は俺だろ!」





そう、お金の事でどちらが払うか…という喧嘩をしていたのだ。




 
だがどちらも正論で、お互い先程からずっと言い合っていて止まりそうにない。





「…だったら二人とも自分のだけ払えば良いんじゃないかな?」





その言い合いを止めたのは山田と呼ばれる店員さんだ。





二人とも仕方なくと言った感じで渋々了承しお金を出したのだった。

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設定タグ:IDOLISH7 , 八乙女楽 , 長編   
作品ジャンル:恋愛
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琳架 - オリジナルフラグを外してくださいね。 (2018年3月17日 12時) (携帯から) (レス) id: c9d4810d09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月神姫 | 作成日時:2018年3月17日 12時

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