今日からお世話になります。

ちょっと意地悪　daiki-side ページ22

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大「何がそんな心配やったん？」


あ「うーん。分かんない」


大「分からんのかい」









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なんか心配やったんやろうな。


どうしても、自分と他人を重ねてしまう。


転校当初Aはめっちゃ不安やったから。


でも、あれやったら大丈夫やろ。←









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大「なぁ、」


あ「ん？」


大「A今日日直やで？黒板消しに行かな」


あ「あー、忘れてた」









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今神ちゃんおらんし。


Aに意地悪した。









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流「手伝ってこよかな」


大「流星あかんって」


流「知らんで。また神ちゃんに怒られても」


大「大丈夫やって。流星だってみたいやろ？」


流「そ…、そうやけど…」









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さっきの時間現国やったみたいやからなぁ。


結構上まで書いてるし。


届けへんやろぅ。









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あ「んー、」









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Aは精一杯背伸びした。









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大・流「可愛い〜」


あ「届かないよ…」









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それでも、届けへんから。


次はジャンプ。









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大「可愛い〜」


あ「おいしょっ」









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それでも、届いてない。









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智「何してんねん。シゲ」









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後ろからなんか聞こえた。


うん、空耳やな。









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智「シゲの教室はここちゃうやろ。なんでおんねん」


大「す…、すいません…」









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空耳じゃなかった。









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あ「シゲ、バイバーイ」


大「バイバーイ…」









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可愛いAと寂しいお別れ。


もーっ！！


なんで俺だけ学年違うんっ！！

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