黄色い声【貴方side】 ページ6
『今日は貴方が授業をするのね。
ふふ、楽しみだわ』
私がそう言って笑いかけると、彼は少しだけ眉を下げて困ったように笑った。
ロイ「はは、Aさんがいるなんて、何だか緊張してしまいますね」
『ふふふ、でも……心配だわ』
ロイ「何がですか？」
廊下を歩きながら、私はユウちゃんの事を思い出す。
あの子はまだ此処に来て間もない。
魔法の使い方だって分からないだろう。
『ユウちゃん、大丈夫かしら…。
私も一応教える事は出来るけれど、コツが掴めないと何とも言えないから…』
ロイ「きっと大丈夫ですよ。
……さぁ、つきましたね」
ロイは然り気無くドアを開けてくれて、私を先に通そうとしてくれる。
どうせなら一緒に行きましょう、と言ってロイの手を小さく引いて、教室に入る。
すると、教室から黄色い声があがった。
ロイ「みなさん、おはようございます」
女子生徒達「「おはようございます！」」
ロイ「ふふ。初級魔法クラスは、今日も元気ですね」
『元気なのは良い事ね、ふふ』
すると、何人かの生徒が顔を赤くして机に突っ伏した。
私が慌てて駆け寄ると、更に顔を赤くされて、ついには失神されてしまった。
女子生徒１「あぁ……ニクス様に心配されてもらえるなんて……！」
女子生徒２「美しすぎて目眩が…」
『ロ、ロイ……どうしましょう…』
私が助けを求めると、ロイは苦笑いをしてから女子生徒を宥めてくれて、私は何とか助かった(？)
そしてロイはゆったりとした足取りで教壇の前に立ち、襟元を正して笑みを深める。
ちなみに、私はその隣に立っている。
すると、ロイがどこかを見つめているのに気付いて、私はロイの視線を辿っていった。
視線の先には、ユウちゃんがいた。
ロイ「……」
『！、ユウちゃん…！』
小声で名前を呟き、ロイと私は軽く手を振った。
すると、前列にいた女子生徒達が一斉にユウちゃんの方を向いた。
無意識なのか違うのか【ユウside】→←古代魔法について【貴方side】
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紅キ霧雨 - カナリアさん» ありがとうございます！！！そう言ってもらえると嬉しいです！新しく魅惑ナイトメアの小説を作ったので、良ければそちらも読んでくれると嬉しいです！ご愛読ありがとうございます！ (2018年7月29日 20時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 夢主さん性格いいし顔もいいとかマジ女神…(？)魔界王子と魅惑のナイトメアの小説ないですから純粋にめっちゃ嬉しいです( ￣▽￣)楽しんで見ています！ (2018年7月13日 14時) (レス) id: 90bd7d6cd5 (このIDを非表示/違反報告)
雨簾(プロフ) - 紅キ霧雨さん» そうなんですか！色々拝見させていただきます！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: af0a3905ab (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 雨簾さん» いえ、名前は違いますけど一応色々書いてます！(要するに掛け持ち者)← ありがとうございます…！お互い頑張りましょう！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
雨簾(プロフ) - 紅キ霧雨さん» 初投稿ですか？私も最近投稿し始めたので、一緒に頑張りましょう！ (2018年6月21日 18時) (レス) id: af0a3905ab (このIDを非表示/違反報告)
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