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「はあ〜！そんなことがあったんだ！」
「うん…」
「…今日の試合、ちらっと見てて思ったんだけど。リエーフくんって、すっごく素直だよね」
「うんうん」
「でも、それが逆に読めない…」
「それっ！そうなのっ！あたし、ただでさえ恋愛は奥手なのに、どうしたらいいのかわかんなくて！！」
1人で考え込んでいたことを人に打ち明けると、こんなに心が軽くなるものなのか。
仁花ちゃんは、私の話をずっと真剣に聞いてくれている。
そして何かを思いついた素振りで、私に告げた。
「う、うーん…いっそ、Aちゃんも、リエーフくんに、こう…グアーッと！いっちゃえば！？」
「…グアーッと！？」
「あああ、分かりにくいよね！？ごめんっ。でもなんて言えばいいのかわかんなくて…
素直に！？強気に…？」
「よっ、要するに、アタックをしろ…ってこと？」
「えっと、そう！！…わああ！なんだか上から目線だ！ごめんなさい！！」
「ううん、そんなことない…」
アタック…
そう言えば、あたしからはリエーフになにか伝えられたっけ？
記憶を辿ってみるも、特にこれといった出来事は浮かんでこない。
出てくるのは、すべてリエーフからの行動ばかり…
胸が、ドキンとひとつ音を立てた。
そうだ。
(あたしからも…好きって伝えなくちゃ…)
「谷地さんありがとう！！！あたし…頑張ってみる！！」
「……！！！うん！！Aちゃんのこと応援するねっ！！」
いつの間にかあたしの頭の中はリエーフで埋め尽くされていて…
だけど、あたしは中学の時とは違って。
今度こそ、やらなきゃ。
始まったばかりの合宿。
これから何かが起こることを、
自分でもわかっていた。
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
