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地面に倒れ込みそうになって思わず目をつぶる。
しかしそこに予想していた衝撃はなくて、代わりに誰かの腕が私の体を支えていた。
「危なかったー！」
顔を上げると…そこにいたのは、灰羽くんだった。
倒れそうになったところを、彼が支えてくれたのだ。
「いや、あのさ。具合悪そうに出ていったから、大丈夫かなって思って」
「！！ご、ごめんなさい。もうすぐ試合始まるのに！あの！もう戻っていいよ！あたし、大丈夫だから」
「ウソ」
「！？」
「真っ青だよ、顔」
「でも…その…」
「ちょっとここで待っててくれる？」
「えっ？」
驚くあたしを置いて、灰羽くんはあっという間に監督の元へ走っていった。
「監督！」
「なんだ。もうすぐ2セット目始まるぞ」
「あの、マネージャーが怪我してて」
「怪我？」
「はい。だから、保健室まで連れて行ってもいいっすか？すぐ戻るんで」
「そういうことなら早く行ってこい」
「うす！」
「灰羽くん…」
少し、体の奥がふわっとした。
気を使ってくれたんだ。優しいな…
「マネージャー、ほけんしつ行こう」
「あ、ありがと…わあっ！？」
再びこちらに戻ってきた彼は、私を軽々と抱きかかえる。
てか、これ、お姫様抱っこだ！
「掴まっててね！」
「…っ！」
(…恥ずかしい…！！)
火照った顔が見られないよう、ぐっと下を向いた。
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
