【ツイステ】あの双子に似た人【男主】 (ページ45)

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第41話「ドゥードゥル・スート」ページ45

Aside

卵で汚いしリドルは止まらないし…最悪。

そんなことを考えていると、寮生たち全員に首輪がついた

…全員？嘘でしょ。どれだけブロットが…

その時、リドルを見詰めていた俺の脳内にﾎﾟﾀ、ﾎﾟﾀ、と何か液体が落ちる音が響いた。

それと同時に強い頭痛に襲われ、さっき感じた嫌な感じが大きくなった。

リドル「アハハ！どうだ！誰もボクに手も足も出ないだろう！
やっぱり、ルールを厳守するボクが一番正しいんだ！」

痛い。頭が痛い。なんで？原因が分からない

エース「おい、お前！なんでも自分の思い通りになるはずないだろ！？
そうやってすぐ癇癪起こすとこが赤ん坊だっつってんの！」

リドル「今すぐ撤回しろ！串刺しにされたいのか！」

エース「やだね。絶っ対にしねぇ」

リドル「うぎぃぃぃぃぃ！！」

リドルが顔を真っ赤にして怒った瞬間、ガッと頭を殴られたかのように痛みが増した。

ケイト「～～～！」

ケイト先輩が何か言ってるけど、聞き取れない。

俺が帽子を抑えるようにしてしゃがみこんでいると…リドルの声が、聞こえてきた

リドル「薔薇の木よ、あいつの身体をバラバラにしてしまえーっ！！」

…俺、なにしてるんだよ。親友が、後輩が、先輩が、寮生が…大変なときに頭痛に負けるとか…

『ダサ過ぎるし、絶対に嫌だね』

＿『無の道化師』＿

俺頭痛に耐えながら、立ち上がり小声で呟いた。

エース君に向かってきた薔薇の木を消す為に、ごく一部の人以外には話していないユニーク魔法を使った。

でも…上手くいかずに、少ししか消せなかった。

もう一回…と思ったとき、残りの薔薇の木がトランプになった。

リドル「！？これは…」

エース「…あ、れ？生きてる？なんだこれ…トランプ？」

デュース「薔薇の木が全部トランプに変わった！これは…」

トレイ先輩の、ユニーク魔法…？

トレイ「リドル！もうやめろ！」

トレイ先輩が、マジカルペンを構えたまま言う

ケイト「トレイの『ドゥードゥル・スート』！？えっ…どういうこと？」

グリム「魔法封じの首輪が外れたんだゾ！」

…あぁそうか。先輩の魔法は…どんな要素も上書きできるんだ。

トレイ「言っただろ。俺の『ドゥードゥル・スート』は少しの間だけならどんな要素も上書き出来る。
だから…“リドルの魔法„を”俺の魔法„で上書きした」

ケイト「うっそ…そんなんあり！？チートじゃん」