女だけど真選組総長やってますが何か？ ６

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はい、突然始まった脳内会議。
私は頭の中で自分の案を出しては一番手っ取り早く、且つ安全な方法を割り出した



私が考えたプランは３つ。





一つ、今すぐ旦那に帰って貰えるように言う

一番手っ取り早いのはこれだ。
だが完全に甘い物を食べる気でいる旦那を無条件に帰らせるのはほぼ不可能

下手に追い出そうとして勘付かれたら終わりだ。
この方法はあまりよくない




二つ、正直に話す


これなら旦那が納得すればすぐに帰ってくれるはずだ。
そう、”旦那が納得すれば“


納得せずに逆に面白がられる可能性もある
つまりこれは旦那の反応にかけられるのだ

この方法もやめておこう




そして三つ、甘い物を食べさせて満足させる。
浅ましい旦那のことだからきっとこの方法が最善だと思う(失礼)
甘い物で釣って外へ連れ出せば勝ったも同然

この方法は不本意ではあるがこれが私の出した案の中で一番マシ。






よし、プラン３で行こう！








『よし、旦那。
今日は私が奢ってやるから好きなの頼んでいい』



銀時「おっ、マジ？
じゃ、ここからここまでのスイーツを全部―――」



『先にここを出てからなー』



銀時「あっ！？おい、引っ張んじゃねェ！

俺のパフェェェェ！！！」




駄々を捏ねる旦那の腕を引っ張って外へ向かう

店員さんがとても迷惑そうに顔を顰めてた
ほんと申し訳ない。




『他に甘味が美味しい店知ってるから。
紹介してやるから大人しく着いてこいよ』



銀時「俺は此処のチョコレートパフェ食いに来たんだよ！
今日の朝財布の底から引換券見つけた時から此処のチョコレートパフェ食う気分だったの！！」



『はいはい、また今度ね』




抵抗する旦那に段々イライラしながら右から左に軽く流してると、旦那の腕を掴んでる左腕が誰かにガシッと掴まれる






旦那の腕は私が掴んでるから旦那はあり得ない。


じゃあ山崎？
山崎にしては少し力が強いような気がする。


なら原田か？
いや、原田の手はこんな細くて小さくない。





なら一体誰が――――






嫌な予感がしてギギギッと錆びたブリキのおもちゃのような音を立てて後ろを振り返る



私の腕を掴んでるのは私と同じ真っ黒の袖








沖田「お二人さん、丁度良いところに。


ちょっと付き合ってもらいことがあるんですけど、いいですかィ」




私の腕を掴んでる総悟はそれはそれはニッコニコの笑顔だった


せめて、いいですかィの後に”？“ぐらいは付けて欲しかった

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