女だけど真選組総長やってますが何か？ ６

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店員「それではお客様、こちらの席へどうぞ〜」



『ありがとうございます。ところでもう一つ頼みたいことがあるんだけど······





＿＿しれっと着いてきてる後ろの男を追い払ってくれません？』





案内してくれた店員さんに旦那をクイッと親指で差してやる

店員さんの顔から笑顔が消え、先程の迷惑客がまたなんかやらかしてるのか、とでも言いたげな顔をしてる






銀時「な〜に言っちゃってんのAちゃん。
俺ら友達じゃん？出会ってから大分経つじゃん？


もうそろそろパフェとか奢りあってもいい仲なんじゃねーの？」



『誰が友達だ。誰が奢るか。
アンタに奢ったらそのまま返ってこないのが目に見えてんだろーが』



銀時「何だとテメッ！
元はと言えばお前が邪魔したからだろ！


あと少し押してれば誤魔化せたってのによぉ！
俺が糖分不足で死んだらお前のせいだかんな！！」


『たかが糖分不足で死んじまうやっっすい命なんざ絶えてしまえ』




逆ギレを始めた旦那にケッと吐き捨てる

横にいる店員はオロオロしてるけど、どうでもいいから早く座ってくれ、とでも言いたげな雰囲気を出している


なんかゴメンね。





『とにかく！私は此処で昼食ったら巡回に戻んねーといけないんだよ！

私だってアンタに構ってる暇ねーんだ、公務執行妨害でしょっ引かれたくなかったら―((＿＿ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧﾝ!!




「「ぎぃやぁぁぁァァァッ！！！」」




私の言葉を遮ってファミレス内で爆発が起こった

その直後に男二人の悲鳴がファミレスに響いた
音をした方を見れば黒い煙が漂ってる







銀時「おいおい、偶々寄ったファミレスの爆発すら未然に防げねーたぁ大したお役人様だな」



『うるせーよ誰のせいだと思ってんだ。
そこの店員。周りの客を避難させておいてくれ。


攘夷浪士の仕業かもしれねェ』



店員「は、はい！」



パタパタと走っていく店員を見届けた後、袖で口元を覆って煙に近づく

先ずは爆発の被害者の安否が最優先。


煙に巻かれてる二人の元へ近づいた





山崎「ゲホッ、ゴホッ！

な、なぁ原田。俺生きてる？」



原田「あぁ大丈夫だ。頭がアフロになってるけどな。
なぁ山崎、俺はどうだ？」



山崎「大丈夫。いつも通りハゲてるよ」



『何やってんだお前ら』





煙が晴れたと思ったらアフロの山崎といつも通りツルツル頭の原田が咳き込みながら姿を現した

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