女だけど真選組総長やってますが何か？ ６

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＿＿土方「よし。テメェを江戸に連れてく事は認めてやるが、幾つか条件がある」



『うん』



土方「返事は“はい”にしろ！」




結局土方が折れてAの粘り強い根性が勝利

落ち着いて話し合うため向き合って正座する


条件を加える度に土方は指を立てて見せた





土方「一つ。俺の定めた法度に従うこと」



『うん』




土方「二つ。近藤さんか俺の許可なく勝手な行動しないこと」



『うん』




土方「三つ。江戸で問題を起こすな」



『うん』




土方「·····ヤケに聞き分けがいいな。
お前絶対、うんって言ってりゃ良いと思ってんだろ」



『うん』



土方「テ メ ェ 💢」




怒る土方と裏腹に早く終われとでも言うように表情が無のA

だってだって、と言い訳をし始める







『まず条件が多すぎる。
皆は無条件なのに私だけそんな条件付けられても困るし』



土方「テメェに勝手にされて困んのも此方だ。
条件を飲まねえってんなら連れて行けねェ」




『じゃあ最低限度の条件を一つだけ取り付けて。
その条件だけは絶対守るから』





絶対守る。
真剣な眼差しで土方を見るAの根性にまた負けてしまったらしい


土方は乱雑に後頭部を掻き盛大な溜息をつくと意を決したように人指し指を立てる









土方「ならこうしろ。

····“絶対に死なねぇ事”。
これが守れなけりゃ切腹だ」



『既に死んでるのに！？』



土方「だからこその条件だろ。
切腹が嫌なら地を這ってでも生きて帰ってくることだな」





土方なりの優しさが滲み出る条件に一瞬息が詰まる


それでも何故か安心する優しさと荒らさに詰まっていた息もふっと吐き出された







『分かった。その条件は死んでも守るから』



土方「だから死ぬんじゃねぇつってんだろ」



『お互いにな』






······武州に来てから4年。
Aはまた約束事を作ってしまったらしい―――



















▼▼▼




ミツバ出会い篇なっっっっが。


本編収まるかな？？
あと一、二話は回想になると思う。

うん、頑張ろ。皆様も気長に応援してね。



ところでプロフ見た人いますか！？

わたくし遂にプロフのイラスト貼り付けてみたんですよ！
十分で描いた適当なイラストだけど！



名前は見た目通り“バナナっち”！





((((······ダッッッセェ〜〜〜〜〜))))

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