女だけど真選組総長やってますが何か？ ６

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前回に続き、突如私の前に現れた総悟のお姉さんは沖田ミツバというらしい


テンパった沖田ミツバさんが慌てて拭いた私の顔は摩擦で真っ赤になってる








ミツバ「本当にごめんなさい。
こうやって女の子と話す事が嬉しくって。


しかも総ちゃんのお友達だと思ったら、つい慌てちゃって·····」



『もう大丈夫。態とじゃないの知ってるし。
あまり気に病まないで、沖田さん』



総悟「誰がテメェの顔ごときで気に病むか」



『おめぇに言ってねーよ』




確かに姉弟だから苗字一緒なのだろうけど。




『テメェじゃなくて沖田ミツバさんに言ってんだよ。自意識過剰くんは引っ込んでろ。

それとも何？今回の冒頭で自分の出番が来なかったから構ってほしかったんか？』



沖田「別にお前に構って欲しくねーし！
テメェこそあれじゃねーか？
態と苗字で呼んで構って欲しかったんだろ！」



ミツバ「こら、二人共。喧嘩しちゃ駄目よ」





喧嘩を始めた私達を宥めるように沖田さんが間に入る

すると総悟は直ぐに睨むのをやめて沖田さんを尊敬の籠もった眼差しで見つめた


シスコンじゃん。


総悟にジトっとした目を向けるが、沖田さんはいい事を思いついたようにポンッと手を叩く






ミツバ「じゃあ、こうするのはどうかしら。

私と総ちゃんは同じ苗字だから、下の名前で呼んでくれれば聞き分けやすいと思うの」



『確かにそうかもしれないけど、流石に年上を下で呼ぶのは気が引けるから良いよ、沖田さ―――』





ケホッ。


ミツバさんの桃色の唇から咳が溢れる






ミツバ「コホッ、ゴメンね、やっぱり嫌よね、、ゲホッ！」



沖田「お前！
姉上は肺を患ってるんだ！ストレス与えないようにしろ！！」



『そんな設定初めて聞いたんだけど！
こちとら沖田さんわかばマークなんだよ！

初心者なんだよ！！』



ミツバ「ゲホ、ゴホ、ゴホンッ、ッ！！」



言い合ってる間にも沖田さんの咳は酷くなる一方。
すかさず総悟は私の胸倉を掴み上げる




沖田「早く！！」



『分かった分かった！呼ぶから、ね！？
だから落ち着いてミツバさんｯｯ！！』




道場の庭に、ﾐﾂﾊﾞｻﾝｯ,ﾐﾂﾊﾞｻﾝ···!と私の声が響く

暫くしてミツバさんは落ち着いてきたのか通常の呼吸に戻った




ミツバ「ふぅ、やっと落ち着いたわ。
急に咳が出るんですもの、吃驚しちゃった」



『いや一番吃驚したの此方ぃ！！』



((？「ちょっとぉ、なんの騒ぎ！？？」

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