女だけど真選組総長やってますが何か？ ４

　” ページ8

,






しかし、このままでは真選組の総長ともあろう私がゴリラの飼育員に成り下がる日が来てしまう




それはアカン、と山崎に”もうひと押ししてくれ、頼む！“とジャスチャーと視線を送ると、一瞬渋い顔をしたが、なんとか頷いてくれた



ありがとう山崎、お前の骨はちゃんと拾ってやるからな！←







山崎「姐さん、その写真をよく見て！


微妙に近藤さんと違うよ？
そっちはモノホンだよ！？」



いや、フォローの仕方が下手すぎか。
微妙に違うって、殆どゴリラじゃねーか












山崎「お願いだ姐さん。

俺達はその化け物、姐さんと呼んで一生敬わなきゃならねぇ！

今、局長を止められるのは姐さんだけだ！！」




妙「大丈夫よ、毛深い女は情も深いと言われているの。
きっと良い奥さんになってくれるわ」




『初耳なんだけど！？

いくらなんでも、情も毛も彫りも深過ぎだろ！？』



ほら良く見て！とお妙に写真を突き付けるが、本人はにこやかに写真を見つめてる


お妙は情が浅すぎでしょ、そりゃ毛も浅いもんね若いからッッ！！(ヤケクソ)






山崎「姐さん！
結婚までとは言わない、止めてくれるだけで良い！



男がこれだけ頭下げてるんだ、その重み！
義に通づる姐さんなら分かってくれr」((ｶﾞｼｯ



『ｱｯ』





土下座してお妙を説得し続けていた山崎の頭を、お妙が鷲掴んで持ち上げた






山崎、グッとラック！！








妙「あら？どこが重いのかしらこの頭。


スカスカの脳みそしか詰まってねーだろうがァァ！！」



山崎「うわァァァ！！？」




お妙にぶん投げられた山崎は、抵抗の術もなく他の隊士とぶつかり合った


怒涛の勢いの如く、次々と倒されていく隊士達


殆どの者が伸びているか気絶しているかで、説得は無理だと判断出来た







土方「もしもし、近藤さん？

やっぱり無理だった。
もう覚悟を決めるしかねェ・・・・



あ？嫌よ嫌よも好きのうち？
嫌なもんは嫌なんだろ」



『土方、ちょっと電話貸して。


もしもし近藤さーん。


もう帰っても良い？
早く屯所帰って退職届書きたいんだけど。

あ、あと印鑑用意しといて((ﾄﾞｶﾞｼｬｧｧｧｧｧ!!



土方の携帯を奪って近藤さんと電話していると、いきなり隊士がテーブルに突っ込んできた




・・・・あれ？土方の携帯何処行っ、



『あ。』


土方「」




土方の携帯は遠くへ飛んでいってご臨終

死ぬ程反省文書かされる未来が見えた

　”→←　”

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す