女だけど真選組総長やってますが何か？ ４

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柳生の屋敷の大庭では真面目にゲームを続行している四人と、襲いかかってくる門弟を次々と吹き飛ばす二人


そして、


逃げる私。
追いかける土方。
笑う総悟。



この３行は文面的に意味がわからない。
因みに私も意味わからない




時折門下生を倒しながら追手(土方)から逃げていると、太陽の光が遮られ大きな影が頭上に出来る


顔を上げれば、四人の侍が、二本の刀に手を伸ばしている




「「「「うおぉらぁァァァ！！」」」」



四人の叫びが重なりながら響き渡る


あの二つの刀の行き先で勝敗が決まるのは目に見えて分かってる

もし二本の刀が万事屋の手に渡れば勝利は確実
逆に二本とも柳生流に渡れば敗北




空に上った木刀から目を離すことなく見ていれば、二つの手が柄を掴み取った


一つは白くて女らしい手
もう一つは鍛えられて引き締まった男の手



旦那と九兵衛が取った






どちらとも此処で大将の皿を割れば勝敗は決まるのだが、どうやら九兵衛の狙いは違うらしい



敏木斎を狙ってガラ空きの旦那に目を移した九兵衛の口端が上に上がる

そして旦那に切っ先を向けると速度を上げた





銀時「フッ」ﾆﾔｯ


九兵衛「！！」



敏木斎に向けられていたはずの顔が、一瞬で九兵衛に向けられるとニタリと表情が変わる

ジャンプの主人公がなんて意地の悪い顔をしてんだ




そこから勝負は一瞬。
九兵衛の攻撃を躱した旦那は懐に入り込み····








ﾄﾝ、なんて優しい音を立てながら、九兵衛の皿は砕かれた













『よっしゃ残りは大将一人っ！！』



土方「ｾﾞｪｯ、待ちやがれクソガキィィ！、ﾊｧ」



息がきれてゼーハー言っている土方を見て一気に距離を開いた私は、塀に登り観戦に徹した



その時にはもう、九兵衛の木刀は旦那によって新八に渡っているところだった



新八に木刀を渡して一安心した旦那の背後には、いつの間にか敏木斎が回り込んでいた

そして賺さず旦那に飛び込むと、腕を固めて自由を奪った




銀時「ぐぁｯ！！」


力任せに捻られた旦那は短い悲鳴を上げたが、構わず段々と地面に降下していく


旦那が真直ぐ落ちるその下には、、






『しまった、石灯籠！！』




神社によくあるその名の通り石で出来た灯籠

あんなのにぶち当たったら皿粉砕どころじゃ済まない

下手すれば内臓が潰れる





だが咄嗟に動く人間が重力の速さに勝てるわけなく、皿の破片が空中に舞って旦那の体と一緒に落ちていった

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