女だけど真選組総長やってますが何か？ ４

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外へ飛ばされた九兵衛を追って行こうと外へ出ようとした新八だが、あと一歩というところで不意に立ち止まった



その行動に、ココ○シガレットを食べようとした手を止めて新八を見る




『なんだよ新八、早く行かねーと天パの髪が更にチリチリになるぞ？』



新八「いやそこまでにはならないと思うんですけど。

あの·····、ありg((『―――お礼なら、』


え？」




新八の声を遮った一言に、丸い目を更に丸くする新八

それを尻目にココ○シガレットを咥えると、ゆっくりと閉じていた目を開く



庭から降り注ぐ日光と、それに照らされて光る眼鏡

その奥で光る銀髪が眩しくて直ぐに目を細める




『お礼なら、旦那に言ってやれ。
新八をここまで連れてきたのも、強くしたのも旦那だ。


あとお妙か？』



木刀をゆらゆらと揺らしながら新八の元に歩くと、その背中をトンと軽く押す


“私は後でいいから、今は行って来い”って、口では言わないけどそんな意味を込めて

極力優しく、力強くするのを意識して





一瞬瞼をこれでもかというほど大きく見開いた新八だが直ぐにキュッと引き締めると、うぉぉぉぉ！！と叫びながら九兵衛に突きをお見舞いした





――――まぁ、一筋縄でいくわけなく、切っ先で止められてしまったけども。











『多分これでもう大きな役目ないなコレ。
今回カッコつけたことしかやってないじゃん、私』




土方「なぁにが大きな役目だ！
そんな事気にする暇ありゃオメェも働けッ！！」



『土方は体を張って、柳生流の強さっていうのを示しているってのにな。
大役じゃん』
(訳∶土方、柳生流相手にボロボロじゃんウケる)



土方「よし総悟、俺手が使えないから代わりにお前がアイツを殴れ」


ダッシュで迫ってくる土方を見て、私も回れ右してBダッシュ

上の総悟はちょっと楽しそうというか、絶対楽しんでるのに対して、下の土方は鬼の形相

なるほど、文字通りこれが落差。






『あーぁ！(ﾄﾞｶｯ!)
私も土方みたいに！！(ﾊﾞｷｨｯ!)

身体張れた仕事が出来たらなぁ！！(クソデカボイス)』



土方「よーし、俺がその仕事紹介してやるよ！(ﾄﾞｺﾞ!)

まずは大人しく捕まれェェ！！(ﾊﾞｷｯ!)」




沖田「遅いぞ土方ぁ。(ﾎﾞｺｯ!)

もっと速く走れねーのか馬車馬ー (ﾊﾞｧﾝ!)」



土方「叩き落とすぞテメェ！！」




収拾しそうにない事態に、柳生篇終わるのはまだ先になりそうだな〜。なんて言葉を零した

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