女だけど真選組総長やってますが何か？ ４

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沖田「するってーと、ゴリラが俺達の姐さんになる訳ですかィ」



土方「· · · ·」




『あ、石になった』



総悟の一言でピシリと固まった土方の口から煙草がポトリと床に落っこちた

目の焦点が合っていないのか、目の前で手を振るが反応なし












『もうさ、ゴリラだろーが王女だろーが何でもいいじゃん。


近藤さんが迎え入れたいって言うなら私は反対しねーよ』





沖田「でもいいんですかィ？



もし本当に結婚するとなったら、ゴリラを姐さんと呼んで一生敬わなきゃならんのですぜ？」




『別に良いよ、姐さんと呼ぶくらい』




沖田「そうなったら真選組唯一の女隊士のAさんが世話する事になりやすぜ？


いくらゴリラでも一応雌ですからねェ」




『· · · ·』





ヤベ、そこまで考えてなかった。
てゆーことは？
バブルス王女が近藤さんに嫁いできたら私がゴリラの身の回りの世話をしなきゃならねーの？





そんなの·····









『絶対嫌だァァァ！！
ゴリラの飼育員に成り下がるなんざ死んでも御免だ！



オイ起きろ土方！
何とかしろよ土方ァァ！！』




土方「ぐぉっ！？



テメェさっきと言ってる事矛盾してんじゃねェか！！」




『そんなの今はどーでもいい！



今はこの危機的状況をどうにかして！
助けてトシえもーーん！！』




土方「誰がトシえもんだ！！」




私が土方の胸ぐらを掴んで、私の胸ぐらを土方が掴んでギャイギャイ騒いでいると土方の携帯が鳴った




取り出された土方の携帯には“近藤さん”と映し出されている

噂をすれば何とやらだ。









土方「もしもし近藤さん？
一体どーした？今此方では丁度アンタの·····






あ？それってどういう事だよ」




近藤さんと土方が通話している間、私は総悟の隣でその様子を見ていた










土方「はぁ、分かった。
出来る事はやっておく」ﾋﾟｯ




『近藤さんなんて言ってた？』



土方が通話を切ったタイミングを見計らって会話の内容を聞くと、土方は上着を着ながら外に出る準備をした





土方「近藤さんが頼み事があるってよ。


テメェらも出る準備しろ」




沖田「俺はパス。


Aさんと行ってきて下だせェ」




『あ、私もパs((土方「早く来い」





いや何で私だけェ！？』


離せ！と暴れる中ズルズル引きずられて外に出る

私を売った総悟は他人事のように手を振ってた



あとでその腕ごと斬り刻んでやろうか

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