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揃いも揃って、此処に戻って来た子供の一人はデカい荷物を背負ってる



「兄ちゃん、兄ちゃんに頼めばなんでもやってくれる万事屋なんだよね?」


「お願い!先生の仇討ってよぉ!!」


拾ってくれた恩師が居なくなるのはやっぱり辛いのか、涙を流し始めてしまった

そりゃそうだ。
私も近藤さんが居るから今も生きてる、目的があるから私は死ぬ道を選んでないから





「···これ、僕の宝物なんだ。」

まだ5歳も満たない男の子が出したのは一枚のシール



((ガチャッガラ


「お金はないけど、皆の宝物あげるから!

だからお願い兄ちゃん!!」


そう言って頭を下げる子供が広げた風呂敷から出たのは幾つものガラクタ


それでも、一つ一つ大事にしていたのか綺麗に残されている

それを他人に渡したって取りたい仇なんだな···





沖田「いい加減にしろ、お前ら。
帰りな」


「僕、知ってるよ。

先生が僕達の知らない所で悪い事をやってたんだろ。
だから死んじゃったんだよね。


でもね、僕達にとっては大好きな父ちゃん、立派な父ちゃんだったんだよ!」


人殺しだと分かってて、それでも自分達に取っては世界に一人しか居ない父親なんだ


これはお上が絡んでるとしても仇を取ってやりたい





銀魂「おい、ガキ。
これは今流行のドッキリマンシールじゃねーか?」


「そうだよ。兄ちゃん知ってるの?」


銀時「知ってるも何も、オメー、俺も集めてんだよ。
ドッキリマンシール」



『やるのか?』



銀時「こいつの為なら何でもやるぜ。
後で返せっつっても遅いからな」



「「「「兄ちゃん!!」」」」


沖田「だ、旦那!」


神楽「銀ちゃん、本気アルか!?」




土方「酔狂な野郎だとは思っていたが、此処まで来ると馬鹿だな」


総悟と神楽の言葉に何も返さず玄関まで歩く旦那の元に、土方の声がかかる




土方「小物が一人歯向かった所でどうにかなる相手じゃねーんだよ。

死ぬぞ」


銀時「テメー等には迷惑かけねーよ、退け」


土方「別にテメーが死のうが構わん。
だが、解せねぇ。
態々死にに行くっていうのか」


銀時「行かなくても俺ァ死ぬんだよ。



俺にはなぁ、心臓より大事な器官があるんだよ。

そいつは見えねーが、確かに俺のドタマから股,関を真っ直ぐに打ち抜いて、俺の中に存在する。

そいつがあるから俺は真っ直ぐ立ってられる。
フラフラしても真っ直ぐ歩いていける。
此処で立ち止まったらそいつが折れちまう。



魂が折れちまうんだよ」

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設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時

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