オマケ ページ49
ピピピッッ((ガチャッ
『ンん····』
まだショボショボする目を上げながら、目ざまし時計を止めると何時も通り時計は6時半を指している
((ヌチャァ
『ヌチャ??』
目ざまし時計のスイッチから手を離すと、何時もはしない感覚と音に違和感を覚えた
ゆっくり時計から手を引くと、ネバネバした蜘蛛の糸のようなものと、独特な臭い
『····なんで納豆ぉぉ!??』
うわ、汚ッ!!と、糸のついた手をブンブン振ってると、納豆の糸に引っ張られて手紙らしき物が引っ付いてきた
嫌な予感がしつつも、手紙を広げた――
“拝啓 Aさんへ
おはようございます
目覚めの良い朝は迎えられましたか?
話は変わりますが、昨日はあんな態度を取ってごめんなさいね
今まで銀さんの事しか頭になくて勘違いしちゃったみたいなの
でも安心してね
私、昨日の出来事で気づいたわ
性別が同じでも貴方のSっぷりがどうしても好きなんだって
だからこれからは、貴方も見守る事にしたわ!!
何かあったらすぐ駆けつけるから言ってくださいね
貴方の殺し屋 さっちゃんより♡”
『······』
なんて嫌な目覚めなんだろう
てゆーか、どうやって入った?
私の部屋教えたっけ!?
取り敢えずこの手紙は池にでも捨てて無かったことにしよう
((ガララッ
納豆を手に持って、池にぶん投げようと襖を開けて縁側に出ると、真選組の黒い隊服を着た隊士が襖の前でしゃがんでた
特徴的なぐるぐる眼鏡に紺色の髪の毛の隊士なんて真選組には一人しか居ない
『····何やってんだ神山』
神山「おはようございますA総長!
いや〜、昨日は2時間10分程の見回りから帰ってきてから疲れた様子のA総長見たら自分、心配で·····
でも、7時間30分ぐっすり寝てたので良かったっス!!
今日も舐めたいぐらいの綺麗な寝顔でした!!」
『テメェっ····
毎度毎度、人様の部屋覗くんじゃねェつってんだろォォ!!!』
神山「ギャッファァァ!!」
手に持っていた納豆は神山の顔面にぶん投げておいた
言ってなかったが、私には既にドMストーカーが居る
言っておくが、何処であろうとドMでストーカーの変態なんて碌なもんじゃない
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時