カブト狩り篇 ページ36
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『はぁ?カブトムシ取りだぁ?』
近藤「あぁ。
というのも先日から将軍様のペットの瑠璃丸が行方不明らしくてな。
明日から近くの森で散策する事になったんだ。
Aちゃんも準備しておけ」
『姫様の件が終わったと思ったら、今度はペットですか。
そろそろ城の警備も強化して欲しいものだな』
近藤「文句言ってないで準備してきなさいって」
突然の任務の説明を受けた私は、近藤さんに促されて部屋から出る
こんな暑いのに虫だらけの森に行くとか拷問か?
しかも場合によっては住み込みとか
ムサイ男共と一日キャンプで過ごすとか地獄だ
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だが、依頼人はあの将軍様
この依頼を無視する事は出来ないので、キャンプで使う道具や衣服、あと予備のココ○シガレットを詰められるだけ詰め込んだ
『あ、あとコーラ持ってこ〜』
という事で、コーラを取りに食堂へ向かっていると屯所の玄関から総悟が帰ってきた
『なんだ、総悟か。
遅かったじゃねーか、
···その大量のカブトムシ何?』
沖田「かぶき町のガキ共から狩ってきたカブトムシでさァ」
『まだカブト狩りしてたのか?
ていうかガキからカブトムシ狩り取るなんて大人気ないにも程があるぞ』
沖田「でも楽しいですぜ?
威勢のいいガキが勝負に負けてカブトムシを取られるときの悔しそうな顔を見るのは癖になりまさァ」
『お前そろそろいい加減にしろよ』
なんでコイツは子供相手にもドS発揮するかな···
清々しい顔で、ガキから狩って来たカブトムシを持って自室へ戻る総悟の背中をジト目で見ながら見送ると、今度は大量のマヨネーズを持った土方がやって来た
『···』
土方「んだよ、何か言いたい事あんなら言えよ」
『病院行く?』
土方「なんで急に病院の話なんだよ!
ってかテメェ俺のどこ見て病院行くか聞いた!!
絶対頭見てただろ!!」
『だって、ねー?
こんな大量のマヨネーズを全部食べる気なら、まともじゃないだろ』
土方「俺が食べるんじゃねーよ」
『じゃあ何?』
土方「それは····
アレだ。
明日のお楽しみってやつだ」
そう言った土方もそそくさと自室に戻って行った
あれ?奥の部屋の近藤さんも大量のハチミツ持って部屋に入ったんだけど。
近藤さんも明日何かに使うのかな?
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時