女だけど真選組総長やってますが何か？２ (ページ34)

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その後、栗子さんは着替えてきたチャラ男とソフトクリームを買っている

私はその間に尾行がてらソフトクリームを買いに行ってる
勿論とっつぁんの金で

松平「なんてこったい、まさかアレで引かないなんて···
我が娘ながらなんて恐ろしいんだ」

土方「いや、本当に恐ろしいよ」

松平「オメーこの事他人に言ったら殺すからな」

『その事は安心しろ。
栗子さんは漏らしてなんかないから。

ほら、チャラ男は着替えてるのに栗子さんはそのままだ』

松平「ケツに挟めたまま歩いてんじゃねーの？」

土方「なわけねーだろ、オメェ娘が可愛くないのか。

アンタの娘はな、野郎を傷付けない為にあんな嘘を付いたんだよ」

流石は栗子さん
優しいというか、相当惚れ込んでいるのか
これは彼奴等の仲を引き裂くのは一筋縄じゃいかなそうだ

近藤「トシ、それはアレか。
栗子ちゃんは脱糞なんかじゃ全然引いてない。
お前は俺が脱糞してドン引きしてたのに、栗子ちゃんはそんな汚い部分も含めて、奴を包み込んでいると。
そういうことか」

沖田「近藤さん、俺も引いてますぜ」

『ていうか今日の近藤さん、嘔吐したり脱糞したり碌な事やってないじゃん』

土方「コイツは本気であの男の事が···((沖田「とっつぁん、あれ見てみろィ！」

声を上げた総悟が指さしたのは、観覧車に向って歩く栗子さん達だ

沖田「ヤベェ、観覧車に向かってますぜ···

間違いねぇ、チューするつもりだ」

松平「そうなのか！？」

沖田「観覧車といったらチューでしょ。

ありゃ、チューする為に作られたんでさァ」

『いや、そうとは限らないだろ』

近藤「チュ、チュー！？
そうなのそうなの！？知らなかった！！

栗子ちゃんが危ない！行くぞー！！」

否定する私の声を無視して、３人は栗子さん達を追いかけて行った

『あちゃ～、あれは何を言っても駄目だな。

チャラ男死ぬぞ』

土方「そういうお前は行かないのかよ」

『今アイス食ってるし、他人のキスするところ邪魔する程私は野暮じゃねェ』

土方「···」

何コイツ。自分から聞いといて急に黙りやがった

土方「フッ、愛なんて幻想だと思っていたがな」

『急に何、中二病に目覚めた？』

土方「うるせぇ！テメェはそこでアイス食ってろ！」

急に怒鳴り声を上げた土方は何処からかサングラスとマヨネーズ型バズーカーを持って、観覧車に向かって行った