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銀時side
あ、どうも〜、万事屋の坂田銀時でーす。
急に俺が語り手になって驚いてるだろーが文句は作者に言ってくれ、俺関係ねーから
って言ってる場合じゃねぇ
え?今Aなんて言った?
神楽と新八を?
連れ戻してくれって···
銀時「はァ!?お前何言ってんの!?」
『うるさい』
銀時「いやいや、煩いじゃなくてさ?
俺、神楽と新八は辞めたって言ったよね!?
言ってたよね、ねぇ!?」
え、俺言ってたの誰か覚えてる?
ちょっとそこの読者さん!覚えてる!?
俺が一人で頭抱えてんのに当の本人は定春とじゃれ合ってるし。
何これ、なんか腹立つんだけど
『二人が辞めたならまた雇えば良いだろ?
腐っても社長だし、それ位出来る筈だ』
銀時「腐ってもは余計だ」
『事実じゃん』
”なー、定春?”
“アンッ”
とか銀さんの悪口でほのぼのした空気を作り出してるけど
当の銀さんは空気ですか?
『で、引き受けてくれるのか?』
銀時「引き受けるも何も、何でお前がそんな事頼むんだよ」
そうだ、まずコイツがそんな事頼む理由が分からねぇ
俺が聞き返しても聞いてるのか聞いてないのか定春とじゃれ合い続けてる二人を睨みつける
年頃の娘とじゃれ合うとか羨ましすぎだろ、そこ代われよ定春!!←(最低)
『旦那は知らないかもしれないが、神楽も新八も万事屋が何よりも好きだった筈だ。
此処がどんな廃屋になろうとも、万事屋がどんな相手を敵に回そうとも、アンタが居るなら、きっと二人は万事屋に戻ってくる。
だから―――』
華奢な腕が俺の顔に伸ばされて、頬に柔らかくてひんやりとした手が当たる
あれ?これってもしかしてそーゆやつ??
夢小説の主人公とキャラが恋愛とかそーゆう方向に向かってくやつ???
『二人を連れ戻してまたバカやってくれ。
こんな静かな万事屋は私は嫌いだ』
普段はあまり顔に感情を出さないAが笑った時の表情は、
なんというか、なんていうか―――
銀時「お前、本当は仏だったりする?」
『···』
頬にあった手が離れ、急に目の前が真っ暗になった
銀時「あれ?前が見えないんだけど?
あの、Aちゃん、頭からぎりぎり音がしてんだけど!?」
『テメェは私が菩薩顔だって言いてぇのか?
あ゛!?』
銀時「いだだだだだだだ!!」
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時