女だけど真選組総長やってますが何か？ ２

煉獄関篇 ページ1

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ､ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ



『んっ···』

セットした目ざまし時計を止め、重い瞼を開けながら時間を確認すると時計の針は六時半を指している


普段ならここで起きて道場に向かうが、久し振りの非番だ

この休みを有意義に使おうと思うので、もうひと眠りしようとまた瞼を閉じ――




沖田「おはよーごぜーやす、Aさん」


···られなかった

いつも会議がある朝でも昼近く寝ているコイツがなんで今日に限って起きてんの？



沖田「いくら非番だからって二度寝は良くないですぜ」


『うるせぇ、朝だろーが昼だろーが年中居眠りこいてる奴に言われたかねーわ。


つか、なに人の部屋に勝手に上がり込んでんだよ出てけ』


沖田「Aさんなら大丈夫だと思ったんで。

この時間ならいつも起きていやすし」


『大丈夫ってどういう意味だコラ。

なんで私より遅く起きてる奴が私の起床時刻知ってんだよ』


沖田「それはそれ、これはこれ」

なんの解決にもなってない返事しか返ってこないんだけど

まさかお前もストーカーか？
ここ、いつからストーカー養成所になったの？


一人でうんうん悩んでいると、考えてる事が分かったのか、「起床時刻の事は神山が言っていやした」との情報が聞こえた


取り敢えず神山は後でシバこう






『で、こんな朝早くから何の用？
襲おうなんて思ってねーだろうな』


沖田「そんな馬鹿な事しやせん。
まだ寝ぼけてんなら顔洗って来て下だせェ」


『んだとコラ』

いつもの涼しい顔でサラッと煽ってくる総悟の胸倉に掴みかかって揺さぶる


これでも女の部屋なんだからもうちょい遠慮しろよクソガキ



沖田「落ち着いて下せェ。

確かAさん、今日非番でしたよね」


『それが何？』

まさか折角の非番を潰そうとか言わないだろうな？

今更だが、総悟も今日は非番なのか私服を着ている


沖田「Aさん――








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俺とデートしやせんか？」




『却下』

秒で返したよね
誰が悲しくて総悟なんかとデートしなきゃなんないんだ

再び布団に潜り込むと、「まぁまぁ」毛布を剥ぎ取られた



沖田「ココア○ガレット奢りやすぜ」


『そんなん奢って貰うほど金には困ってねーよ』


沖田「じゃあ、これなんてどうです？







期間限定のポ○キーチョコミント味」



『よっしゃ行くか！

着替えるから出てけ』

釣られた？
いや、釣られてねーし？
丁度外出たいな〜って思ってたし？

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