そそっかしい幼馴染 ページ13
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日曜日の昼前
特にやることが見つからないので部屋でスマホをいじっていた
下の方でインターホンが鳴っていたけど、はーい、と聞こえてきたからお母さんが行ってくれたんだと思います
一度は止めていた手を再び動かすと扉をコンコンとノックされる
「Aー、ちょっとお願いが……」
『外に出るのはヤダ』
「まだ何も言ってないじゃない。
……でもいいのかしら。日向(母)さんが困ってるようだったけど……」
『早くそれを言って。これじゃあゴミのくせにぐーたらしてる産業廃棄物以下の人間だと思われる』
「誰もそこまで言わないわよ……」
急いで階段を駆け下りて日向のお母さんがいる玄関まで向かい扉を開けます
『こ、こんにちは……！待たせてしまってすいません……』
「こんにちは。全然待ってないから大丈夫よ」
嫌な顔せず人懐っこい笑顔で向かい合ってくれるおばさん
日向家の人達は皆翔陽みたいに接してくれるから目を合わせても話していても怖くない人達です
『あ、あの……お母さんから何か困ってると伺ったんですけど、何かあったんですか？』
「あ、そうそう！翔陽ったら今日午後まで部活なのに弁当忘れていったのっ！
全くあの子はそそっかしいんだから…！」
困ったように声を上げるおばさんにｱﾊﾊ、と小さく笑って相槌をうつ
……翔陽のことだから、今日から部活動開始だっ！って興奮して行ったんだと思う
お弁当を忘れて。
「本当は私が届けに行けたいんだけど、これから夏の歯医者なの。
私も付き添いに行かないとだから、お願いできる？」
『あ、はい。いいですよ。丁度読み終わった本がありますし、図書室に寄りたかったので』
「本当？じゃあお願いね〜」
ありがと〜！と言って家に戻るおばさんを見送って自分も家に入ると真っ直ぐ部屋に戻って制服に着替える
翔陽の忘れた弁当と本を持って一階に降りました
『……ちょっと烏野に行ってくるから』
「いってらっしゃ〜い」
気をつけてね〜、という声を背中で聞きながら外へ出る
夏が近いということもありお昼の太陽はちょっと光が強い
肌が赤くなりやすい私は日傘をさしながらバス停へ向かった
……暑い。やっぱ外には出たくなかったかな。
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バナナ(プロフ) - ねねさん» そう言っていただけてなによりです！更新速度は落ちてきてしまいましたが、出来るだけ多くの話をかけるように頑張ります！コメントありがとうございました！ (2022年8月4日 7時) (
レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 夢主かわいくて大好きです〜！更新無理せず頑張ってください！ (2022年8月3日 19時) (レス) @page47 id: a790d4aa03 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます！更新速度落とさないように頑張りますね！ (2022年7月24日 15時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！続き待ってます！ (2022年7月24日 14時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - ゆんさん» ほっこりとしていただけて何よりです！これからも夢主ちゃんを見守っていただけると幸いです！２回もコメントをくださってありがとうございます！！ (2022年7月20日 22時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナ | 作成日時：2022年7月16日 22時
