わたしのいきかた〜third〜

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主人公side


少し談笑したあと、仕事のある皆さんとは


移動するため、別れる事になった。


『いってらっしゃい。お仕事頑張って下さいね！』


敬礼ポーズで送り出すと、


皆さんは「いってきます！」と笑って出掛けていった。


やっぱり皆さんは人気なだけあって忙しいんだな〜。


(ん、いい天気。)


窓の外を見ると雲のない空が見えた。


が、一瞬にして真っ暗になった。


『わ？！』


？「だーれだっ！」


この声は…


『寿さんですね！』


(あの人ならやりそうだし。)


そう言って目を覆っていた手が離れたので振り替えると、


『え、!?美風くん!?』


が立っている。そしてその後ろから現れた寿さん。


嶺二「残念！声は僕だけど、隠してたのはアイアイでしたー！」


でも半分正解だねー。と呑気に笑う寿さん。


藍「………やろうって言い出したのはレイジだから。」


嶺二「でもアイアイもノリノリだったよねー！」


と言った寿さんは、きっと悪気はないんだろうけど、


不機嫌そうな顔をした美風くんにげんこつをされた。


割りと強めの。


嶺二「痛い!!アイアイひどい〜」


藍「ﾌﾟｲｯ」


嶺二「わーん！折川ちゃーん！アイアイが反抗期ー！」


痛いー！と泣きながら抱きつかれ、


どうしようかと思った。


『えっと…痛いの痛いの飛んでけー？』


藍「ちょっと、何でこっちに飛ばすのさ。」


『あ、つい。』


コツン……私もげんこつをされた。弱いけど。


嶺二「アイアイ…げんこつの力が全然違う…」


藍「女の子を強く殴るわけないでしょ。」

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