パパッペン・フューラー【男主】

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｢わかった!連れていけばいいんだろう!｣

吹っ切れたようにAは言うと、足を組み腕を組み、椅子の上でふんぞり返った。

｢ただし本当に見るだけだ!お前にはまだ戦略の立て方も武器の扱い方も人間の弱点も命についても十分に教えていない!次の戦争までに教えよう｣

そこまで言い切ると、グルッペンの目はキラキラと輝いていた。初めて父親に勝てた。というよりも説得できた。

その事実にグルッペンは嬉しさを隠せないでいた。

｢だが次の戦争はいつになるか……。無い方がいいとは言うがそんなこと言ってられんしな。もしかしたら来年、再来年かもしれない｣

Aがそういうと、グルッペンから輝いた目はなくなり、代わりに肩を落とししょんぼりとしたグルッペンが出来上がった。

｢だがそれまでに知識を増やせばいい事!知識は増えれば増えるほど楽しいぞ!｣

私は好きなこと以外は一切学ばなかったがな!!と大きく笑うA。

そんな自分勝手で仲間思いな父親を、グルッペンはずっと尊敬している

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