Fate/Unknown/Parede (ページ18)

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宝具開帳：B ページ18

－勝ったぞ。

『幼幼しき血濡れ覇道(ヤマトヲグナ)』の真名解放。

条件は揃い、私の召喚したセイバーは見事にライダーとアーチャーを撃破した。

ふと、念話の先。

－う、が、ァっ？ごふ、げほ、あ、あ"あ"あ"…！

－セイバー！？セイバー！？どうしたの、ねえ！

蜘蛛の巣状に広げた魔力の流れが引っ張られる。

どこに？誰が？いや、これはセイバーか！！

急いで外に出て、脚力強化の魔術を自分に。

…かけられなかった。

今も魔力が吸われ続けている。

なんて、消費だ…！

ふらふらで不慣れだけど、走って－－

バランス崩して辿り着いた高台からは戦いの跡が見える。

魔力の蜘蛛の巣はもう消えていた。

蜘蛛の巣の中心だった場所には、セイバーはいなかった。

正しく言えば、私が知るセイバーの姿をしていなかった。

「よう、マスター。

魔力奪い取ってすまんな。」

若干気安くなった、

「俺はヤマトタケル。

どうやら俺は進化(・・)してしまったらしい。」

「どこの携帯獣(ポケ〇ン)だよ！！！」

ヤマトヲグナ(ヤマトタケル)がそこにいた。