夢見:A 一寸注意 ページ11
…目が覚めたらどっか知らない場所だったって言っ
船に乗って空の上をすーいすい。
空を泳げって言われても絶対無理なので助かることこの上ない。
ヘリコプターとかでいう低空飛行?な感じの高さ。
見渡しても現代とは思えない風景。
こんなに自然あったっけ?とばかりに。
森の上を船は往く。
さささささっと草木が揺れる音がする。
音の方を見たらあら不思議。
うん?あれセイバーじゃね?
地を蹴る音。
「父の命です。お許しを」
ぐしゃりと何かを潰す音。
「がッ…!!−−−−−−!!貴様兄を裏切るかッ!!」
名前だけが、聞こえない。
次に聞こえたのは耐え難い悲鳴。
「あがァッあああアアあアアァぁああ!!!」
およそ人間とは思えない絶叫。
ぶちぶちとなにかが千切られる音。
思わず耳を塞いで、数分。
緑色のなにかにくるまった赤い何か。
それをセイバー?は放り投げて−−
どこかに去っていった。
受け入れ難いその状況に、やがて意識は暗転する。
白に染まって、さっきのような殺戮の匂いのしない−−
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作者名:石蕗 | 作成日時:2018年1月16日 14時