...こういうことしていいんでしょ？［まふまふ］

４４話 ページ45

まふまふside




『…ねぇ、天月くん？』






「んーー？」






『ねぇ、僕の話聞いてた？』






「んーっとねー、ちょーっとまっててね」






『……。



天月くん！！』







「うんー、」







『ねぇ！』







「なーにーー？」





...




...




...




...






『スマホを置けぇぇえええええ！！』







「ご、ごめんなさいぃ！！ …はい。」








『ねぇ、もう一度聞くよ？
僕の話、聞いてたかな？ 』







「 (こっわ、こいつの笑顔こっっっっわ)



……き、聞いてませんでした。」







『うむ。 素直でよろしい。 』



いつからだったか、天月くんは僕と同等 いや、それ以上に夢小説にハマってしまい、暇さえあればサイトを開いて読みあさるように。


今日は僕が相談しに来たっていうのに素知らぬ顔してずーっと読んでいる。


そんな彼に対し、僕は仏のように広い心を持っているわけもないので ついついキツいあたりをしてしまった。




彼とはだいぶ長い付き合いなのでそこは冗談として流してくれるだろう。



そして、あまり期待出来ないが…と言ったらすごく失礼なのだけど、舞花とのことをダメ元で相談している。



前に一度相談した時は成功したじゃないかって、天月君のおかげじゃないかって言うかもしれないが、あれは…、、ねぇ？



結局脳内同じかよって話でしたしね




さて、今回は天月君からどんな意見が出てくるかな。

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