その9 ページ9
喜八郎は何処へ。
あ、
『タカ丸〜！喜八郎見かけた？』
「あ、Aちゃん！綾部くんなら校庭じゃないかなぁ？また穴掘ろうとしてたよ〜」
『校庭？ありがとう！』
校庭かー
ひっろいなぁ
『喜八郎〜！！！！』
「はぁーい？」
あ、穴掘ってる、、、
『喜八郎のせいでぇぇぇぇ！』
『なんでここにも穴があるのよぉぉぉぉ！』
「あー、Aさんじゃないですかー。僕に用ですかー？」
『……まず助けてよ』
「ああ、はい」
『ありがとう。今日ね、私3回落ちたんだ。』
「なにに？」
『あなたの穴に。』
「穴じゃありません。落とし穴の落下星３号でーす」
『じゃあ、あなたの落下星に三回落ちたの！隣にいさっくんいたのに……』
「へぇー。不運の伊作先輩より不運なんですね」
『私そんな不運系女子じゃなかったんだけどなぁ……ってことで今怒ってるので。今日から喜八郎のこときーちゃんで呼ぶから！決めたから！じゃあね！』
「きーちゃん……バタバタした人だなぁ。まあいいか。続けよっと」
もーう！きーちゃんのばか！穴掘りがダメなわけじゃないし、、いいとは思うよ趣味があるのは。
落ちる私がダメなのかぁ……
でも落ちたくて落ちてるわけじゃないしなぁ
私より不運なやつを探すか？
いさっくんが一番ならいなそうだしなぁ
あーお風呂入りたいなー
『シナ先生ー！』
「あら、、山田さん」
『Aでいいですよー！！』
「じゃあAさん。どうしたの？」
『今日めっちゃ穴に落ちてしまって……お風呂入りたいんですけどどこですか？』
「あら、それは大変ね！お風呂はまっすぐ行った左よ。気を付けてね。あ、洋服ある？貸すわよ」
『？ありがとうございます！いってきます！』
なにを気をつけるんだろ？
熱いのかな？服借りれてよかったー
あ、ここがお風呂か！ちゃんとしたお風呂だ！
昨日はそのまま寝ちゃったからようやく入れてさっぱり〜
いい湯だな〜
ふう〜さっぱり〜
明日は、秀作と初仕事で、午後に兵助のお豆腐だったなー
楽しみだな〜
ケータイの写真整理しよっとおおお？
電話できるんだ？は？ひ？
まあいっか←
2台持ってるし明日信頼できそうなひとに使い方教えて持っといてもらお！
迷子になってももう…………あん…し....ん....
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作者名：りさ x他1人 | 作成日時：2016年5月18日 22時
