未来からのるろうに少女...またの名を銀の狼

四十話 終結 ページ43

8月23日
母成峠で幕府軍が敗れ

知らせが入ったすぐ朝に
新政府軍は若松城を攻めて来た

『一、これで会うのは最後かもしれません
ですから...あの....これ...を...
着てくれませんか?』

ルカの手にあったのは
斎藤の何時も着ている着物の左腕に

“誠”

の布が縫い付けてあるものだ

「ありがとうルカ

だが俺はお前の配置に着く」

『え...?
一の配置は私とは反対側だったはずでは』

「お前は未来から来た...未来を知っている

ならお前のする事は一つ

戦いが激しくなる所をわざと手薄にして
自分の方で一手に引き受けるつもりだろう

...違うか?」

ルカが隠している恐怖の感情が
斎藤には分かり優しく抱きしめる

『.........っ‼』

最近、涙脆く成ったな
など思いながら

「今、お前しか俺の背中を預けられん

.....同じ配置でいいか?」

『......お願い...します』






戦いの波は二人を飲み込み


全てを壊した







明治元年9月22日

会津は新政府軍に降伏した





わーーーーーーーいーーーーーーーーーーー

チョリーッス‼アレグロです


6月7日
１８５９年 安政６年
琉球王府、オランダと琉蘭修好条約を結ぶ。

１８６３年 文久３年
高杉晋作、藩に奇兵隊編成を建白する。

１８６６年 慶応２年
一橋慶喜、長州征討の勅許を奏請し、勅諚が降下。同日、幕府軍艦、周防大島を砲撃し続いて占領する。

１８６７年 慶応３年
長州藩士村岡伊助暗殺される。

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