一話 序章 ページ2
『.....あなたは今どこで何をしていますか？
この空の続く場所にいますか？
今まで私の心を埋めていたモノ
失って初めて気づいた
こんなにも私を支えてくれていたこと
こんなにも笑顔をくれていたこと
まるで風のようにすり抜けて届きそうで届かない
思い出に残るあなたの笑顔が
私をいつも励ましてくれる
いつもそばで笑っていよう
あなたのすぐそばで・・・
いつものように笑顔でいてくれていますか？
今はただそれを願い続ける』
塾に居る俺達に聴こえた旋律
誰もが皆その旋律に心を和ます
しかし、その旋律は何処か淋しげで.......
聴けば聴くほど
悲しい旋律であった
『やはり....何度繰り返しても
別れには慣れませんね....』
「誰と別れたのです?」
振り返ると其処には
身なりの整った男が2.3人の子供を連れて
立っていた
『貴方は.....松陰では?』
「ルカ姉さん!?
.......幼く成りましたか?」
松陰が幼い頃
松下村塾の先生に怒られて泣いていた所を
ルカに慰めて貰ったのだ
『今迄色々あったんです』
機嫌を損ねてしまい焦る松陰。
そんな松陰が珍しく、子供達は驚いていた
ちなみに、幼い頃ルカに会う者は大体
ルカの事を「ルカ姉さん」
などと呼ぶ
「先生〜この人だ〜れ〜?」
一人の男の子が松陰に尋ねた
そのおかげでやっと少し落ち着いた
「ルカ姉さんは私が幼い頃
少しの間でしたが
弟の様に可愛がってくれました」
『君達の名は何ですか?』
「俺は高杉、高杉晋作だ」
ルカは.......
酷く悲しく
いずれ運命的に敵に成る者とも巡り会う
そして巡り会いは
力を授かるか
理想を築くか
思いを託すか
今は届かぬ愛を叫ぶか
只々その中を己の正義を突きたて
突き進む物語が新たに始まろうとする
わーーわぁいーーーーーーーーーーーーーー
チョリッスアレグロです
4月29日
１８６９年 明治２年
蝦夷政府軍矢不来砲台陥落。
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銀(プロフ) - 初めて書いたのにすごく上手でしたよ!!!!!!!!
有り難うございました!!!!!!!! (2013年5月19日 11時) (携帯から) (
レス) id: 2d161f5dfe (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - すいません！絵のリクエストで左之助書いてもらえませんか? (2013年5月18日 23時) (携帯から) (レス) id: 2d161f5dfe (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - 更新頑張ってください♪ (2013年5月18日 2時) (携帯から) (レス) id: 2d161f5dfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレグロ | 作成日時：2013年4月27日 23時
