ママ ページ11
僕は嬉しかった、嬉しくて嬉しくて、ついついぎゅっ、と抱きしめてしまった。
▲...ありがとう、.........ママ...!!
ママ、という響きがとても心地好くて、とっても良くて、とーってもとっても...
ママが僕の頭を撫でてくれる。モフモフで、とっても暖かい手で。
▼...とっても嬉しそうだね、キャラ。
*だねぇ。.........ねえ、真っ白なのは、真っ白なのはどうしてなのかな。もしかして.........
その言葉で、至福は突然消えてしまった。
僕が白い理由を、聞いてくるなんて、思ってなかったから。
▲.ェ.....ア...ゥ...
言葉が出てこなかった、つっかえて、どうしようもなくなってしまった。
▽あら、そういう事はサンズに聞きに行きましょう、キャラ。ここでそんなお話しても楽しくないわ、ほら、私はこれからパイを作ってくるから、遊んできてちょうだい。
ママは優しくそう、声をかけてくれた。2人は僕の手を取ると『そうだね、行こっか!』と声を出し、走り出してしまった。
ここは明るく無くて、眩しくなくて、でも、それでもとっても楽しいところだ。
僕はここにいることに、きっと沢山の至福を感じると思うんだ。
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美由希(プロフ) - こういう世界観、大っ好きです!! (2017年1月27日 15時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2016年12月4日 11時