日常記録3【爆豪勝己】 (ページ8)

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お泊まりページ8

(※大人描写強め)

久しぶりの勝己くんの家

付き合ってから数ヶ月は経って、もちろんそういうコトもしたにはした

けど何もかも初めてだったから、数える程にしか勝己くんと経験してない私にとっては未だに緊張が解けない

お互い休みが重なって漸くふたりでゆっくりできるというのにソワソワしっぱなしだ

お風呂も入って、あとは寝るだけの状態で
二人肩を並べてソファで昨晩借りてきた映画を見る

私が見たいと言ったはずなのにぜんぜん内容が入ってこなかった

チラッと隣に座る勝己くんを盗み見るとそれを感じとったのか目が合って、思わず逸らしてしまう

付き合いたてじゃないんだから、と自分にツッコミを入れるものの、心臓の音は加速する

友達から恋人になった勝己くんは、それまで以上に優しいところをたくさん見せた

粗暴な言動が目立つ彼だけど、さり気ない気遣いとか
私に触れる手つきが壊れ物を扱うようで、ドキドキせずにはいられない

特に何かを言われるわけでもなく、再び勝己くんの視線がテレビに戻ったのを横目に安心していると

ソファに置かれた私の手に勝己くんの手が重なる

やわやわと触りながら長くて骨っぽい勝己くんの指が絡まる

二人の間に甘い空気が流れ始めたのは流石の私にもわかって、緊張はさらに増した

いよいよテレビから流れる音も聞こえないくらいに心音が響きはじめると、視界が陰る

一瞬だったけど、優しく柔らかい勝己くんの唇が触れて、離れて

私の顔を見たあと、後頭部に手が回って引き寄せるようにもう一度唇が重なる

でも次は触れるだけにとどまらず、角度を変えて何度も、何度も

貴「ふっ、…んッ」

少しずつ酸素が足りなくなって、勝己くんのTシャツをギュッと掴む力が強まる

それをしっかりと感じとった勝己くんは一度唇を離した

私を見つめる赤色はすごく色っぽい

貴「え、映画、まだ」

爆「ぜんぜん集中してねぇのバレバレ」

ふう、ふうと息を整えながら言った私の言葉をさえぎって、全てを見透かした勝己くんはニヤリと笑う

貴「そ、そんなこと」

爆「期待してンだろ」

貴「ちっちが！」

図星をつかれて慌てて否定すると、「ふーん」と返された