日常記録3【爆豪勝己】 (ページ7)

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2人きりになったのを確認するなり
勝己くんは私をもう一度見て、急にキスを一つ落とす

ビックリして固まっていると
勝己くんが漸く口を開く

爆｢遅くなって悪ぃ｣

貴｢う、ううん、急いできてくれたの？｣

爆｢あァ｣

いつも身なりはしっかりする勝己くんだったから
ネクタイまで緩々のままなんて、よっぽど急いだんだな

ふふっ、と笑うとギュッと抱きしめられる

貴｢勝己くん？｣

爆｢……綺麗、だ｣

肩に乗った勝己くんの顔が耳のすぐそこにあるから
その低い声が直接届く

貴｢…ありがとう、一人じゃ決めれなくて｣

心臓がトクトクと速度を早めながら、任務の直後だからか同じくらい速く鳴る勝己の心音を聴いて温かい気持ちになる

少し身体を離して改めて私を見るように勝己くんの赤い瞳が揺れる

真剣な瞳ともう一度目が合って、勝己くんの大きな手が優しく頬を包む

吸い込まれるように、引き寄せられて再び唇が重なる

離れた唇は鼻先が触れるくらいの所で止まって
その距離にドキドキする

爆｢……誰にも見せたくねェ｣

ボソッと勝己くんがそう言うから、苦笑する

貴｢それは困るなぁ｣

爆｢クソが…｣

不貞腐れた顔をした勝己くんの頬にチュッとキスをしたとき

店｢お客様〜……！？、す、すみません！｣

貴｢っ｣

入ってきた店員さんに見られてしまった
私の焦った様子を見て勝己くんは満足気に笑い、腰をグイッと引き寄せる

爆｢俺がコイツに似合うの決めるんで、もっかい一から頼ンます｣

店｢はっはいッ！！｣

私を抱いたままニヤッと妖艶に勝己くんが微笑むから
店員さんまで頬を染めていて、恥ずかしかった

その後、もう一度いろんなドレスを着て
勝己くんが一番気に入ったドレスに二人で決めた