日常記録3【爆豪勝己】 (ページ37)

今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:33,330 hit

＊ページ37

久々に手料理をしたし人に食べさせるのなんて初めてだと言うのに、爆豪は開口一番に｢下手だな｣と言った

ムカつくけど、爆豪の料理は美味しかったしお世辞でも私の料理は上手とは言えない

けど、結局遺さず綺麗に食べてくれたからお皿を洗っている頃には怒りも消えていた

ベッドは交代で使うことになり、それから特に変化なく潜入調査は続き

なんだかんだ一緒に過ごすうちに、一人で暮らすより爆豪といる方が全然心地いいなと思うようになった

事件が起きたのは最終日直前の夜

結局何も起こらなかったと安堵し、対象が寝静まった後に起こった

貴｢ばくごー、お風呂出たよ｣

爆｢…は？｣

貴｢ちょっ、爆豪！水こぼしてる！！！何してんの！｣

お風呂上がりに髪をタオルでわしゃわしゃしながらソファに座る爆豪に声をかけたら、腑抜けた声と共に飲んでいたペットボトルの水を零したのだ

爆｢ア゛！？テメェが何しとンだ！｣

貴｢いや、は！？何もしてないし！声掛けただけじゃん！｣

爆｢なんつー格好しとンだつっとんだわ！！！｣

急に怒りだして驚くけど、ひとまず髪を拭くのに使っていたタオルでソファを抑える

貴｢なに？タンクトップのこと？｣

爆｢足もだわ！！｣

クワァッと目を釣りあげて言ってきた爆豪に何を今更と思ってしまう

貴｢明日最後だから洗濯に出しちゃったの

どうせ初日に裸見られてるようなもんだしいいじゃん別に

ていうか、ソファどうすんの寝れないじゃん｣

爆｢はァ！？｣

貴｢何そんな怒ってんの、落ち着いて｣

爆｢テメェが冷静なれや！｣

いや、冷静だしと睨んでから
寝る場所をどうしたものかと考える

貴｢とりあえず、はやくTシャツ脱いで
洗濯回すから｣

バンザーイ、とびしょ濡れになった爆豪のTシャツに手をかけたらパシッと弾かれて｢服くらい脱げるわ！触んな！｣とお怒りのままスタスタお風呂場に行ってしまった