日常記録3【爆豪勝己】 (ページ38)

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お風呂上がりのアイスを食べながら、ベッド広いし一日くらい隣で寝ても変わらないだろという安直な答えを導き出し寝る準備をする

貴｢ばくごー、今日は二人でベッドで寝よ？

一応キングサイズだし一日くらい我慢して｣

爆｢はァ？｣

お風呂から上がった爆豪にそう伝えると、こいつバカかよとでも言わんばかりの顔をする

貴｢ソファダメにしたの爆豪だからね？｣

爆｢そうじゃねぇだろ

アホなんかテメェ｣

貴｢はい？せっかく私がベッド使っていいよって言ってんのに失礼な人だよねーー

じゃあ床で寝るなりなんなり？ご勝手にどうぞ｣

おやすみ、と最後に付け加えて寝室に入った

暫く携帯でニュースや今後のスケジュールを見てから画面を消し、眠りに入る

30分くらいするとがチャリと扉が空く音がして、ウトウトしていた脳が反応する

貴｢…んー、なんだ結局ベッド使うんじゃん

だったら最初から有難くそうすればよかったのに｣

そんな私の寝ぼけた言葉に、返事は返ってこなく
気配が動く感じもしない

貴｢ばくごー？｣

どうしたのか、と布団をめくり重たい体を持ち上げようとした時

貴｢！？っ、な、なに？｣

ガバッと身体を覆われて、手首を押さえつけられる

急な出来事に、もちろん覚醒して
視界には鋭く赤い瞳が映る

爆｢寝に来た｣

貴｢な、ならどいてよ

そっち空いてるじゃん……｣

爆｢いい歳した男と女が一緒に寝るっつーんはこういうことだろ｣

爆豪の低い声と普段とは違う雄の表情にビクッと身体が震える

貴｢ッ…私たちそんなんじゃないじゃん｣

爆｢テメェが勝手に思ってるだけだろ｣

え、と瞬発的に声が漏れる
だってそれは、爆豪が私をそう言う目で見てたってことになる

貴｢……私じゃ興奮しない、って言ったじゃん｣

爆｢そォだったか？｣

貴｢っ！｣

ギッと私を見つめたまま、爆豪は腰を下ろし硬くなったそこをグッと私の下半身に押し当てた

ヒーローを目指すようになってから、恋愛なんて二の次で早々に縁を絶ってきた私にとってはあまりにも刺激が強い

頬が、身体が熱くなるのを感じて
暗がりじゃなかったら情けない赤面顔もバレていた