日常記録3【爆豪勝己】 (ページ32)

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星に願いをページ32

貴｢！ミリオ先輩、それにえりちゃん！

この笹どうしたんですか？｣

夕方、寮の共有スペースで女子数名と話をしていると、大きな笹を担いだミリオ先輩とカラフルな紙を手に持ったえりちゃんがやって来た

通｢えりちゃんと短冊にお願いごとを書こうと思って用意したんだよね！｣

え｢たなばたさん！｣

貴｢そっかー！今日7月7日だ！｣

上｢なになにー？

お！えりちゃんに通形先輩！｣

切｢すげー立派な笹じゃねぇか！｣

男子たちも集まり、みんなで笹を囲む

通｢せっかくならみんなで短冊にお願いごとを書こうと思ったんだよね！｣

いいねー！というみんなの声が部屋に響き
えりちゃんから短冊を一枚ずつもらう

貴｢えりちゃんはどんなお願いごとするの？｣

え｢えっとね、みんなといつまでも幸せに暮らせますようにって｣

えりちゃんの柔らかく笑う表情を見て、みんな眉を垂らしながら微笑む

通｢よし！えりちゃんのお願いごとは一番てっぺんに付けるんだよね！｣

えりちゃんをひょいっと持ち上げたミリオ先輩は笹の一番上の葉まで届くように抱き上げる

切｢これ、爆豪の分！｣

爆｢あ？ンなくだらねぇことやっかよ｣

上｢いーじゃん、せっかくならやろうぜ〜｣

切島くんたちの話し声を聞き、興味なさそうにソファに座るかつきくんの元へ私も行く

貴｢そうだよ、そんなこと言わないでかつきくんもやろうよ｣

上｢かっちゃんにも願い事の一つや二つあるっしょ？

Aちゃんと結婚出来ますように〜とか｣

にやにやと笑う上鳴くんに｢ンなん願うようなことじゃねんだよ！｣と怒号が飛び、それはどういう意味だ…と思いつつも

ペンを差し出すと｢はァ｣と小さくため息をつきながら、ちゃんとペンを受け取り、何秒か私を見つめた後に何やら書き始める

そんな後ろ姿を見て笑みがこぼれた