日常記録3【爆豪勝己】 (ページ11)

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昨晩そういう話をしたから、爆豪ももとの態度に戻ると思ったのに

貴「ね、轟っ見て見て、ここの蕎麦屋さん最近できたんだけど東京の有名な老舗のお店らしくて」

轟「美味そうだな」

爆「ちけぇ」

貴「わっ」

携帯の画面を見せながら蕎麦好きの轟と話していたら、私と轟の頭を割くように引き離す爆豪の手

轟「でも、遠いと見えねぇぞ」

爆「あ゛？知るか！」

それだけ言ってポッケに手を突っ込んで行ってしまう

轟「爆豪は何怒ってんだ？」

貴「さぁ……」

キョトンとした顔で轟に聞かれるから私も困って口篭る

お店の名前送っとくね、と轟に伝えて次の授業の準備に移った

チーム別戦闘訓練の後、録画されたビデオをチームごとにタブレットで見ながら立ち回りの反省会をすることになった

貴「ここ、爆豪が先のが良かったね」

爆「まァあんときは救護にまわっとたし、これがベストだろ」

貴「たしかに。やっぱ瀬呂と私の配置を＿＿＿」

ヒーローのこととなると私もついつい集中しちゃって、爆豪との距離とか、言動も気をまわせていなかったようで

反省会が終わってタブレットの電源を落とすと、瀬呂にとうとう突っ込まれた

瀬「お前ら付き合ってんの？」

貴「！？は、？付き合ってないよ」

爆「ッチ」

間髪入れずに前のめりになって答えると、爆豪が大きな舌打ちをする

上「かっちゃん、怒ってるけど」

貴「し、知らない、…

爆豪と付き合うわけないじゃん！

そういんじゃないから私…た、ち…」

そう口にして流石に言い過ぎだと思った
でも、危うい態度をとったのは爆豪からだ

でも言い過ぎてしまったことは確かで、自分で言いながら胸を痛めた

爆豪にも顔向けできなくて、きっとより怒らせたと思うと余計に顔をあげれなかった