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貴女side
「あれっ、A?」
主人二人はいろんな貴族とひっぱりだこ。
昔からこういう場になれている二人は、アイドルスマイルを貼り付けて喋っている。
つまらなくてダンスが始まるまではぶらぶらしていた私は、聞き慣れた声に顔を上げた。
「なぁーんだ、Aもきてたんだ」
「姫宮くんもですか」
ユニット服も高貴なデザインだなあと思ったけれど、正服に身を包んだ彼は、いつも以上に煌びやかに見える。
女子顔負けの愛らしい笑顔を向け、すぐに目を瞬かせた。
「…そういえば、朔間家のご令嬢だったもんね。うんうん、ボクほどではないけど可愛いよ」
「姫宮くんも、いつも以上に可愛らしくてかっこいいですね」
なにその最高な矛盾、と少し頰を膨らませつつ、すぐに頰を緩ませた姫宮くん。
私の隣の椅子に座って、ダンス始まらないかなぁと足を揺らしている。
「Aはダンス得意なの?」
「……人並みじゃないでしょうか」
「庶民は社交ダンスなんて踊らないから、人並みなんて言葉は通用しないけど。
まあいいや、絶対一緒に踊ろうね!」
女友達のような約束を取りつけられて頷けば、彼はニコニコと楽しそうに笑っている。
途端、ふわりと甘い香りが漂った。
「…あの、姫宮さま」
「ん?…あぁ」
「一曲お願いできますか?」
きつい香水の香りに、姫宮くんは顔を顰めつつ、家柄上仕方ないのだろう。渋々頷くと、私の耳元に口元を寄せた。
「後で迎えに行くから、変な男に絡まれないでよね」
「さく…お兄様がいますから」
「どうかなあ、頼りにならないよ。ひっぱりだこじゃん」
早く行きましょうと腕を絡められた姫宮くんは、「わかったってば!」と半ギレ状態で離れていった。
当たり前だけれど、自分の場違いさに誰にも気づかれないように小さくため息を漏らしたのだった。
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蝶遊(プロフ) - 私も推しが似てて嬉しいです〜! か、活躍…できる限り頑張りますっ!!笑 (2018年9月2日 7時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - 蝶遊さん» 来てしまいました~笑 推しが似てて嬉しいです..凛月くん人気!!!!!!!!! 今後の作者様の活躍を期待していますっ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
蝶遊(プロフ) - ▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中さん» わわ、こっちにも来てくださったんですね! なんか推しが似てますね…笑 コメントありがとうございます!! (2018年9月1日 19時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - うはぁぁぁ!!!!!!!!!歌い手小説からやって来ました(*''*) 推し…同じです!凛月くん~~好きや~~!!笑 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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